先の見えないコロナ禍で忙しく働きストレスフルな毎日。そんな中でも、ストレスをはねのけ、明日への活力をもたらしてくれたエンタメ作品を著名人に聞くリレー連載。今回はフリーアナウンサーの磯貝初奈さん(28歳)に登場してもらいました。桜蔭高校在学中、15歳で気象予報士の試験に合格(当時の女子最年少記録)した磯貝さん。前編ではエンタメ作品を使った勉強法を教えてもらいました。
前編 磯貝初奈 エンタメ活用勉強法で気象予報士&東大合格 ←今回はここ
後編 磯貝初奈 話し方を注意され、ラジオ&バラエティーで学ぶ
勉強のご褒美にドラマ鑑賞
編集部(以下、――) 磯貝さんは現在、アナウンサーの活動以外にも気象予報士としての知識を生かし、クイズ番組などでも活躍されています。また、ドラマや映画が好きだと聞きました。子どもの頃から、勉強とエンタメ作品鑑賞をどのように両立されていたのでしょうか?
磯貝初奈さん(以下、磯貝) 私は映画とドラマが大好きで、小さい頃からこのドラマが何曜日に見られる、週末に映画を見に行くから勉強や習い事を頑張ろうと励みにしていました。「花より男子」(TBS)や「ドラゴン桜」(同)は小学6年生の時に放送されていたのですが、リアルタイムでいち早く見たいからその前に宿題を終わらせようと集中しましたね。
他にも90年代のドラマが好きで「ロングバケーション」(フジテレビ)や「やまとなでしこ」(同)は何回見たか分かりません。今日勉強する分を紙に書き出して、これが終わったら見てOKと毎日ノルマを設定していました。早く終わらせれば、夜8時くらいから見ることができる。基本は11時までに寝て、睡眠時間は削らないようにしていました。
―― ドラマ鑑賞をご褒美にしていたんですね。それでも勉強がつらくなるときはなかったのですか?