疲れて家に帰ってきた夜、「これなら残りの体力でなんとかできそう」と思える1品を作って、温かいごはんを味わう─これってとっても贅沢で幸せな瞬間! とっても簡単で、しっかり満足できる働く女子におすすめのスピードレシピをたっぷり紹介しましょう。

夜を幸せにする「ズボラごはん」3つの心得

 「好きというより、必要に迫られて料理をしている」と言うウェブライターの犬飼つなさん。「“簡単”と書かれたレシピでも、食後の洗いものが積まれたシンクを想像させるものも多いなと思って」

 そんな犬飼さんと、管理栄養士の浅野まみこさんに、1日の締めくくりの夜を幸せにする「ズボラごはん」3つの心得を聞きました。

1. 「余力」で作り切れるごはんこそ「最高メシ」
「“簡単”といわれる料理でも、キッチンが洗いものでいっぱいになりそうなレシピは案外多い。洗い物が少ない、材料を絞り込むなど、その日の疲労レベルに合わせてレシピを選ぶと、食後の満足度は高いです」(犬飼つなさん)

2. 「たんぱく質」「抗酸化ビタミン」を意識して材料を選ぶ
「女性に不足しがちな栄養素は、たんぱく質と抗酸化ビタミン。この2つを入れると、1日の栄養バランスが整ってきます。肉・魚・卵・豆腐から1品、そしてパプリカや豆苗、春菊など色の濃い野菜を意識して」(浅野まみこさん)

3. 「×手抜き」⇒「◎手間抜き」と考えて気持ちを満たすことを大切に
「自炊が大変だと感じる人は、料理が手段でなく“目的”になっている場合が多い。“カレーを食べたい”気持ちを満たすには、疲れていたらレトルトを使う“手間抜き料理”だってOK─そう考えると自炊が楽に!」(犬飼さん)

 次のページから手早く作れるおうちごはんレシピを紹介していきます。