2年のブランクも問題なし IR×英語で年収600万円に

満足度★★★★☆4.0(☆の理由…拘束時間が長くなったので)

吉岡るみさん(仮名)42歳

・夫と子供3人と同居/賃貸・マンション
・復職活動期間は?…2017年4月~8月
・実際に復職したのは?…2017年9月
・仕事を見つけた手段は?…エージェント(ビースタイル)
・コンタクトした社数は?…10社
・面接した社数は?…5社
・復職に役立った資格、経験、スキルは?…IR担当としての10年近い経験と、英語力(TOEIC960点)

<Before>
夫の海外勤務に同行。主婦として2年過ごす…年収0円
派遣社員を経て
<After>
ゲーム・アプリ開発IR担当…年収600万円(予定)

 「裁量の範囲が大きいIRの仕事を続けられるような再就職先を探した」と言う吉岡るみさん。3人の子育て中で、夫の海外赴任に伴う2年間のブランクがあっても希望の職に就けたのは、IRの実務経験と高い英語力があったから。

 それに加えて、「復職したら、必ず必要になるパソコン業務をすぐこなせるようにと、ブランク期間にも習い事の資料作りをするなど、パソコンを使うようにしていました」

吉岡さんのお仕事ヒストリー

22歳(1998年4月)

新卒でホテルに就職。3カ月の研修ののち、フロント業務を担当。1年休職して米国に留学。

25歳(2001年5月)

外資系の情報・通信会社にエージェントを使って転職。営業アシスタントから営業を担当。

28歳(2004年2月)

ゲームの企画・開発会社広報・IR担当として転職。希望していたIRの仕事に未経験で転身。

29歳(2006年10月)

証券会社IR担当として転職。3人の出産・育児と両立。

39歳(2015年3月)

夫の海外転勤のため退職、主婦となる。赴任先でパーソナルカラーアナリストなどの資格を取る。

41歳(2017年1月)

夫の帰任とともに帰国、ホームページ制作のアルバイトをする。

41歳(2017年9月)

派遣社員として現在の勤務先であるゲーム・アプリ開発会社に就業、IRを担当

42歳(2018年10月)

正社員に登用予定。

ブランク中に磨いたキャリア

⇒写真教室に通い個展を開いた

時間ができて学び始めた写真は、今でも「一番やりたいこと」。帰国後も、休日にプロ養成講座に通う。

満足のいく転職をするコツ

⇒ブランク期間中もPCスキルをキープ
 専業主婦の期間中に、写真など手に職がつく習い事を始めた。教室では、パワーポイントを使った資料作りを手伝い、パソコンスキルを維持する機会に。

⇒強みといえるようなスキルを磨く
 IRとしてのスキルを上げるため、会計や財務諸表の読み方などをセミナーに通って学習。「起業に関するセミナーでは、投資家の視点も学べました」