「自分の市場価値」の測り方

 市場価値の高い人はいつでも会社を辞められるし、好きなところで働ける。自由を手に入れて楽しく働くには、自分の市場価値を知ることが必要。市場価値は下の3つの軸で測ることができる。立方体の体積が大きい人ほど市場価値が高い。

1. 「自分の市場価値」は3つの軸で分析しよう

『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』を基に編集部で作成
『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』を基に編集部で作成

1.業界の生産性
働いている業界の生産性が伸びているか

2.人的資産
仕事で生かせる人脈があるか

3.技術資産
どんな会社でも必要とされる技術力。技術資産の中身は、「専門性(職種)」と「レアな職業経験」の2つがある。

・専門性(職種)
 経理や営業といった仕事の専門スキル。センスは必要だが誰でも学べるので年を取ると希少価値が減る。20代で身に付けたい。現場で磨かれるので、育休中の獲得は難しい。

・レアな職業経験
 マネジメントのような職種を問わない経験。専門性が高い人に回ってくる。経験の価値は下がりにくい。30代で身に付けたい。リーダー経験はプラス!避けずに挑戦して!

2. 自分が目指すべきタイプを吟味しよう

 市場価値の高め方は大きく3タイプ。30代半ば以降なら、社内で「1)ニッチスター型」を目指すか、好調業界・部署に移って「2)業界出世型」を目指すのが現実的。「3)プロフェッショナル型」は難易度が高い。

『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』を基に編集部で作成
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1)ニッチスター型
専門性と経験を積んで、「事業権限を持つ味方」をつくる

2)業界出世型
好調業界に身を置いて、「事業権限を持つ味方」をつくる

3)プロフェッショナル型
好調業界に身を置いて、専門分野の経験を積む