【1日目】1日の仕事時間の「ログ」を1カ月間取る

 1日のうち、どの仕事にどれくらいの時間を要したか、1カ月間の「ログ」を取ることから始めて。「1時間と概算していた仕事が、実は数時間かかる、毎日、予定外の仕事に一定時間取られているなどの気づきを参考にすれば、破綻しない、現実的なスケジュールを組めるように」

時間の使い方を時間軸で記録できるバーチカル手帳に、1つの仕事が終わるごとに色分けしながら、かかった時間を記録。

<1カ月後にチェック>

□書類作成、メールの返信、etc. 仕事ごとに必要な時間を正確に把握
□曜日ごと、客先訪問後など、忙しい仕事が発生するパターンを見極める
□1日平均何分「予定外の仕事」に対応したかを概算する

<2カ月目から生かす>

□正確に「必要な時間」でスケジュールを組む
□事前に「忙しいタイミング」に備える
□予定外の仕事の平均対応時間を、「予定外」と名付け、毎日スケジュールに入れる

【2日目】仕事開始までのルーティンを決める

 毎朝、仕事に取りかかるまでのルーティン作業を書き出し、順序立てて整理し、所要時間を決めて実行しよう。「着席するまでに2分など、分刻みに細かく決めてしまいます。出社後に無駄なく動くと、1日のエンジンがかかりやすくなります」

<こんな計画を立ててみよう>

0分…アウターをロッカーに入れ、バッグをデスクの下に収納
2分…PCの電源を入れる
4分…PCが立ち上がる間に、机の上をサッと整理
5分…メーラーを立ち上げる
6分…メーラーが立ち上がる間に、手帳を広げる
7分…メールの確認と返信
13分…1日のスケジュールを手帳に書き出す
18分…TO DOリストを作る
20分…Finish!

【3日目】机の上と引き出しの中を整理 モノの定位置を決める

 「資料や文具などをない、ないと探す……。探し物をする時間ほど無駄なものはありません! 机の上が散らかっている人はまず整理し、モノの定位置を決めてしまって。右手で使うことが多いものは右に、左手で使うことが多いものは左にと、動線を意識して配置しましょう」