堀さんの転機&ヒストリー

<32歳〜33歳>税理士を目指して2年間専門学校に通う

 税理士事務所で働きながら税理士試験を受けたが、両立が難しく、退職。専門学校に通い、勉強に専念した。「絶対にあと2年間で合格する! と心に誓いました」

★転機<33歳〜40歳>税理士試験合格

 税理士試験に合格したものの、転職活動では「大卒以上」が応募条件となり、涙をのんだことも。「恩師の勧めもあり、大学院を受験することにしました」

★転機<40歳>大学院入学

 大学院に通いながら転職活動をし、東京スター銀行に転職。「大学院通学を快諾してくれた上での採用で、本当にありがたかったです。授業の日は定時退社できました」

<42歳>大学院を修了

 教授にダメ出しされ、「論文を全改稿」する事態に。論文と仕事の両立が難しく、上司に相談すると時短勤務が認められた。「おかげで無事に卒業できました」

働きながら勉強を成果につなげる5つのコツ

 「あと2年で税理士試験に合格」「大学院を2年で修了」とゴールを明確にしてきた堀さん。集中して学べる自習室、あえて薄くしたテキスト、ストップウオッチと勉強法も工夫。

1. 関連する他の資格も取得

 税理士だけでなく、FP1級、宅建、FASSなどの資格も取得。「学習内容が重なる資格を同時に勉強することで、効率が上がりました」

2. 試験を意識しストップウオッチを使う

 問題集を解くときは必ずストップウオッチで計り、試験本番の時間配分を意識。実はストップウオッチを使いすぎて壊してしまい、これは2台目。

3. 常に持ち歩けるようテキストはばらす

 「1分でも時間があれば問題を解く」ため、1章ごとにテキストをばらして持ち歩いていた。「薄いほうが学習計画も立てやすくなりました」

4. 周囲に相談しながら勉強時間を確保

 仕事と勉強との両立が難しく、行き詰まったときは周囲に相談。「上司から時短勤務を提案してもらえました。時には人を頼ることも大事」

5. 自習室を契約し、自分を追い込む

 大学院の論文を書き上げる際は、月額約1万円で自習室を契約。「自分を追い込むのに有意義な投資でした」

取材・文/三浦香代子 写真/小野さやか

日経WOMAN2019年2月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります