1.「学習が習慣化するまで」の1カ月の乗り越え方

 学習習慣が定着するまでの1カ月は、反発期、不安定期、倦怠期の3つの時期に分けられる。最初のモチベーションをキープするためにも、それぞれの時期の挫折パターンとその乗り越え方を知っておこう。

学習習慣が定着するまでの1カ月は3つの時期に分けられる。反発期 ⇒ 不安定期 ⇒ 倦怠期、それぞれの乗り越え方は?
学習習慣が定着するまでの1カ月は3つの時期に分けられる。反発期 ⇒ 不安定期 ⇒ 倦怠期、それぞれの乗り越え方は?

【最初の1週間】とにかくやめたい 反発期

 最初は「いつも通りに何もしない」を維持しようとする習慣引力の影響が最も強く、挫折する人が一番多い。ハードルを下げて乗り切ろう。

<この時期の乗り切り方>
 とにかく毎日続けることが最優先。簡単なことから少しずつ、よちよち歩きで始めて、手帳に「○」「×」を書き込む、シールを貼るなどして、結果をシンプルに記録しよう。

【2~3週間目】予定が入るとサボりがち 不安定期

 よちよち歩きから学習レベルを上げていく時期。負荷がかかるので、急な残業や飲み会など、突発的な予定に振り回されるとサボりがちに。

<この時期の乗り切り方>
 「飲み会の日は朝に15分」など、例外ルールを作る。また、ご褒美やSNSでみんなに報告するなど、自分のモチベーションを上げる「継続スイッチ」を決めておく。

【4週間目】新しい習慣に飽きてくる 倦怠期

 習慣引力の最後の抵抗が起きる倦怠期は、続けることが無意味に感じる、物足りなくなるなど、飽きやすい時期。油断すると挫折にまっしぐら。

<この時期の乗り切り方>
 ポイントは「変化をつける」こと。基本のルールは変えず、場所を変える、レッスンを受けるなどの工夫で新鮮な気分に。次に習慣化したいテーマを練ることも、気分転換になる。