世の中のトレンドを敏感に捉えて、新たなヒットをつくっていく人たちは、どんな情報を日々チェックしているの? やみくもにたくさんの情報を追いかけることが、必ずしも正解ではなかった!
ひとりで頑張るより、周りの力を借り、ギブ&テイク
近年のタピオカミルクティーブームをリードする、台湾ティーカフェ「春水堂(チュンスイタン)」。その代表を務める木川瑞季さんは、外資系経営コンサルタントから飲食ベンチャーに転身し、春水堂をトレンドの最前線に押し出したキーパーソンだ。
コンサル時代は、紙の日経新聞を時間をかけて読み込んでいたが、現在は幅広いトレンドをスピーディーに捉えるため、業界トレンドに強い『日経MJ』や『LINEニュース』など4媒体ほどの見出しを、スマホでざっと読むスタイルに変えた。
さらに効率良く情報を集めるべく、木川さんが活用するのが「人」。社内SNSで、実際に訪問した流行(はや)りの飲食店や面白かった本の情報をシェアする。
「フェイスブックにも、いつもいい情報を発信してくれるキーマンが何人かいて頼りにしています。いい話は必ず誰かが知っているので、ひとりで頑張るより、皆で情報を補い合うのがベスト。もちろん私も、台湾など自分が強いジャンルのネタは惜しみなく提供しています」