どんな話題を振っても、いつも有益なレスポンスをくれる「情報ツウ」な人、あなたの周りにもいませんか? メディアの情報を活用し、仕事も趣味も楽しんでいる人たちに、情報の集め方と生かし方を聞きました。

情報収集を特技にしたら「フラット」な自分になれた

 フリーランスでコーチングやPRなどの仕事を手がけている原菜摘さん。もともとはリラクセーション業界や薬局で働いていたが、心理学やコーチングに興味を持って学び、2年前に今の仕事に転身。「以前は世の中の出来事に疎いタイプだった」が、独立して自分の引き出しを増やす必要性を感じ、意識的に情報収集を始めたそう。

原 菜摘さん(29歳)フリーランス
無敵艦隊代表。個人事業主や起業家向けコーチングやPRなど/ひとり暮らし

 毎朝のルーティンとして、新聞社や経済誌のオンラインサイトなどで記事を一通りチェック。仕事のアイデアなど、目的を持って情報を集めるときに活用するのはSNS。「ツイッターやインスタを検索すると、ウェブ検索では見つからない面白いヒントが見つかります」

 原さんは、情報の「見つけやすさ」と「取り出しやすさ」にもこだわる。さまざまなニュースサイトの窓口として使うのが「feedly」というアプリ。「あちこちのサイトを行き来せず、ここ1つを見れば最新情報が入手できる」。少しでも引っかかった情報は、ノートアプリ「Notion」にリンクなどを保存。必要時にすぐ、情報を取り出せる状態にしている。

 「多様な業界・年齢の方の、さまざまな悩みに答えていく仕事だから、私自身がフラットでいることが大事。そのためには、多くの情報に触れ、多様な視点を持ちたい。自分の好みのネタやすぐ役立つ情報以外も、貯金と思い、ストックしています