朝時間に「ネイティブ環境」を作る工夫
桑島さんは朝の時間をネイティブ環境にするために、4つの「学ぶ」を実践している。
・読んで学ぶ
・聞いて学ぶ
・見て学ぶ
・思い出して学ぶ
まず、アプリで英語ニュースを読んで「話題の言葉」をアップデートする。次に、髪を乾かしたり食事したりしながら、ポッドキャストやニュース番組を聞く。「ながら」勉強中もメモをこまめに取っている。
語学番組に登場したフレーズは、無料サイトのフレーズ集からプリントアウトしたものを見て学び、自分の英語力を確認する。そして、学生時代に愛用した単語集で、かつて覚えた単語を思い出し、単語の使い方の知識を深める。
読んで学ぶ
⇒アプリでニュースを英語で読み「話題の言葉」をアップデート
英語でニュースを読むことで、普段使わない単語や表現に触れ、より実践的な語学力が身に付く。日本の新聞と内容を照らし合わせ、理解を深める工夫も。
◆日本語の新聞でニュースの概要を知る
読んでいるのは日経新聞。「時事英語には、難しい専門機関名などがどんどん入ってきますから、まず日本語で内容を把握」
◆英語のニュースアプリで「日本のニュース」を読む
あらかじめ読んだ記事の内容が、英語のニュースでも理解できるかを確認する。「新しく知った単語や表現はメモします」
聞いて学ぶ
⇒髪を乾かす、食事する…「ながら」勉強中もメモを取る
スマホ、分からないことを書き留めるためのメモ帳、ペンの一式を書見台にセットし、身支度をしながら部屋中に持ち運び、「ながら学習」をする。
◆ポッドキャストでニュース番組などを聞く
BBCやNHKワールド JAPANなど、その日の気分に応じて、ニュース番組をセレクトする。
◆聞き取れなかった言葉は戻って聞き直してメモ
一旦停止や巻き戻しができるのが、ポッドキャストのメリット。不明な箇所は、聞き直し、新しい言葉などはメモに残す。
見て学ぶ
⇒無料のフレーズ集で自分の英語力を確認する
NHKの語学番組で使われたフレーズを使ったテストが掲載されている「ゴガクル」から、視聴しているプログラムのフレーズ集をプリントアウト。「パッと見て理解できればOK。知らなかった言い回しは抜き出してメモ」
思い出して学ぶ
⇒学生時代に愛用した単語集で単語の使い方の知識を深める
「昔は単語を覚えるために使っていた単語集。すでに知っている単語ですが、今は、各単語に付いている例文を学習。どんな表現で使うかを確認し、より自然に使えるように心がけます」