名越さんの失敗を乗り越えた軌跡
22歳
入社。受付に配属
新卒で入社後、本社の受付に配属。ビジネスマナーや接客スキルをイチから学ぶ。1年目だったこともあり、仕事の工夫をする余裕はナシ。
23歳~
>>失敗<<
秘書業務でうっかりミスを繰り返す
役員秘書を担当するが、時間や名前を聞き間違えるなどのうっかりミスを連発。上司に、二度手間をかけてしまうこともしばしば。
<<挑戦>>
先輩秘書のノウハウを徹底してまねる
ミスをなくすため、先輩に教わったノウハウを実践。「上司の話はすべてメモする」「指示は反復して確認する」などの基本を徹底。
34歳~現在
<<成長>>
広報室へ異動し、PR業務を担当。仕事内容は大きく変わったが、秘書時代に身に付けたメモ術やコミュニケーション力を生かして活躍中。初めての業務にも積極的にチャレンジできるようになった!
失敗の乗り越え方はこの4つ
1. まずはミスゼロ&質問力で相手の懐に入る
2. 伝え忘れ防止
⇒伝言メモは目立つ付箋を使う
大事な伝言メモにはあえて目立つ付箋を使用。「デスクやPCモニターに貼ったとき、他の付箋に紛れてしまうのを防げます。かわいいデザインで相手に和んでもらう効果も」
3. 秘密漏れ防止
⇒メモは水色かオレンジで取る
重要案件は水色かオレンジでメモ。「ぱっと見ただけでは判別できないので、知られたくないことを書くのに重宝。他の色も試しましたが、この2色が最も読みづらいです」
4. 行き違い防止
⇒自分の言葉に言い換えてその場で確認する
相手の言葉は、「こういう意味ですよね?」と自分なりに言い換えて確認することで、行き違いを防ぐ。「口に出してアウトプットすることで、頭に入りやすくなる利点も」
取材・文/工藤花衣 写真/吉澤咲子