3. 投資時間を増やす

 「投資の時間を生み出すには、日中のパフォーマンスをできるだけ上げることが大事」と樺沢さん。その秘訣は、「脳のリズムに合った行動をする」こと。

 「脳が冴(さ)える午前中に、最も集中力を要するハードな仕事をする。昼はリフレッシュを心がけ、疲れた脳をリセットし、終わりを決めてダラダラ仕事を防止。夜は6時間以上の睡眠でしっかり休息し、明日に備えて」。これらのポイントを踏まえて、理想の時間割を作ってみよう。

理想の時間割の作り方

 まずは、1日のタイムスケジュールを書き出して「見える化」し、現状を把握する。続いて、体のリズムに合わせた理想のタイムスケジュールへと再編成。捻出できた時間は投資に充てよう。

【時間の使い方・現状】
  は見直す行動
7:00 起床。テレビを見ながら出社準備
8:00 家を出る。電車でメールチェック
9:00 出社。メールチェック
10:00 打ち合わせ
11:00 メールチェック、経費精算
12:00 会議資料を作りながら自席でランチ
13:00 メールチェック
14:00 部内会議
15:00 会議の議事録まとめ
16:00 企画書作り、メールチェック、経費精算 etc.
19:00 歓送迎会
22:00 2次会
23:00 帰宅。企画書作りの続き
24:00 入浴
1:00 スマホで動画サイトを見る。就寝

【見直す行動】
起床後のテレビ…ながら見NG、録画に変更
メールチェック、経費精算…ダラダラNG、15分でこなす
ランチ…外出して集中力をリセット
会議…可能な範囲で消費のタスクをこなす
企画書作り…午前中に充てる
寝る2時間前…リラックスタイムに変更
寝る直前…スマホNG

【時間の使い方・理想】
  は変える行動
>>朝は脳のゴールデンタイム
7:00 起床。朝食を食べて出社準備
8:00 家を出る。電車では読書
9:00 出社。企画書作り
10:00 打ち合わせ
11:00 会議資料作り

>>ランチは外でリフレッシュ
12:00 外出してランチ

>>集中が途切れがちな午後は「消費」のタスクを
13:00 メールチェック
14:00 部内会議。同時に議事録まとめ
15:00 企画書作りの続き、経費精算
18:00 メールチェック
19:00 歓送迎会、1次会のみ

>>空いた時間を「投資」の時間に
21:00 帰宅
22:00 録画したテレビを見る
23:00 入浴

>>睡眠は6時間以上取ろう
24:00 就寝

 実際にワークシートを使って、時間の使い方を改善してみよう。時間の使い方の現状と理想を並べて書くのがコツ。

タップ(クリック)すると、A4の用紙にプリントできる大きさのPDFページが開きます。ご活用ください
タップ(クリック)すると、A4の用紙にプリントできる大きさのPDFページが開きます。ご活用ください
樺沢紫苑
精神科医、作家
樺沢紫苑 1991年札幌医科大学医学部卒業。米イリノイ大学への留学を経て、樺沢心理学研究所を設立。『神・時間術』(大和書房)ほか著書多数。

取材・文/西尾英子

日経WOMAN2019年3月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります