苦手な上司でも、味方につければ仕事がスムーズに進むようになります。評価もアップするかもしれません。「職場の困った上司たち」を攻略する方法をご紹介します。

どんなタイプの上司でも、やっぱり部下から慕われたい

 「どのタイプの上司も、部下からは好かれたいし、慕われたいと思っています」と作家の有川真由美さん。困った上司に苦手意識を持ってしまうのは仕方ないが、自分の評価をする人でもある。媚(こ)びる必要はないが、嫌われたら損。【職場の困った上司たち】を4タイプ別に紹介するので、相手の特徴をつかんでうまく付き合おう。

【職場の困った上司たち】4タイプ
1. 仕事をしない上司
2. 細かく管理したがる上司
3. 気分にムラがある上司
4. 優柔不断な上司

1. 仕事をしない上司

 最初は「仕事をしない上司」の攻略法を。面倒な業務はすべて部下に丸投げするタイプは、権力主義者で上の目ばかりを気にしている。部下は自分が上から評価されるための「駒」。人望がないのが特徴。

 「なんでも人に丸投げし、全く仕事をしないので困っています。『自分でやってください』と言ったら、無視されるように……」(45歳・通信・ウェブ関連)という読者の体験談も。

うまく付き合うコツ

→ 期待しない & 頼れるところは頼る

 「仕事をしない人」だと割り切り、期待しないのが一番。仕事を振られすぎるときは、自分のスケジュールを伝え、断ることも必要。上司の得意分野の案件なら、「これ、お願いできますか?」と頼ってみて。引き受けてくれたら、多少大げさに感謝しよう。

味方につける3ルール

□「イラッ」としても態度に出さない
□頼りにしていることを伝え、仕事を上手に依頼
□やってもらったことは、1.5倍盛りで感謝する