1.逃げる

同僚に「○○さんは上に気に入られているから、トクだよね〜」と言われ、思わず、カチン!
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こんなときは「逃げる」。感情的になったらいったん退散するのが正解。

□心の中で「1、2、3……」とカウントして気持ちを落ち着かせる
□トイレやオフィスの外に出るなど、その場を離れる
□お茶やコーヒーを飲む、ストレッチするなど、別の行動を取る

 相手からの批判や嫌みなどの言動で怒りの感情が沸点に達してしまったら、その場からさっさと逃げて。「感情的になると思考が停止し、冷静に判断ができないので、つい戦ってしまいがち。時間を空ける、場所を移動する、別の行動を取るなどして、怒りが静まるのを待ちましょう」(有川さん)。

教訓
感情をそのままぶつけると、後悔するのは自分である

2.スルーする

先輩に「また有休取るの? お気楽でいいよね〜」と、嫌みを言われた!
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こんなときは「スルーする」。大抵は相手の性格の問題。反論したり、落ち込んだりする必要なし。

□言われた瞬間は、イラッとしても軽く流す
→「迷惑をおかけして、申し訳ありません」「お休みをいただく分、しっかり頑張りますね」

□シカトは逆効果、挨拶や礼儀はしっかりと
→「おはようございます」「お疲れさまです」「ありがとうございます」

 「嫌みなどの負の感情が出てしまうのは相手の問題であって、あなたの問題ではありません」。嫌みを言われる原因を探ったり、へこんだり、イライラしたりする必要もなし。「悶々(もんもん)と考えて引きずるとストレスに。夫や友達など、関係のない人に聞いてもらったり、好きなことに没頭したりすると忘れられます」

教訓
相手の嫌な行動は相手の問題。へこんでも、自分を否定することなかれ!