「女の敵は女」とはよく言ったもので、女性同士の人間関係に悩む人は多い。そこで、繊細で複雑な「女子」という生き物を、タイプ別に徹底解剖。深層心理を客観的に理解することで、多くの女子間トラブルを回避し、「女の味方は女」にチェンジ!

深層心理が分かればイライラせずに済む

 「女子は繊細で複雑な生き物です」とは、公認心理士でカウンセラーの山名裕子さん。常に自分と誰かを比較する、いつも不安で仕方がない……。次に挙げる女子の特徴に、数多く当てはまったという人も少なくないはず。

自分と誰かを常に比較
若さや美しさ、財力、人脈など、自分と人とを比較して、さらに「優位」に立ちたいと思ってしまうのが女子。「比較対象は身近にいる人です」

自分を好きな人が好き
「女性は人の心を察することが得意で、相手の感情に敏感。相手が自分を好きだと感じると、自分も相手を好きになりますし、その逆もしかり」

自分を分析されるとうれしい
「女子はいつも不安で、自分と向き合うのが怖い」。だからこそ、客観的に「自分を分かってくれる人」に心を許しやすく、信頼を寄せやすい。

いつも不安で仕方がない
イライラ、鬱々、メソメソ…と情緒が安定しないのは、女子が不安を感じやすい生き物だから。この不安が「悩み製造機」となり、感情を乱す。

自分の話を聞いてほしい
女子が話を聞いてほしい一番の理由は「共感」してほしいから。「大変だったね」などと共感してもらうことで、心が満たされる。

周りの人に勝ちたい
不特定多数に認められたいのが男性なら、身近な人たちの間で認められたいのが女子。同じ部署や仲良しグループのなかで、1番になりたい。

 「女子同士の人間関係でイライラしたり、クヨクヨしたりするのは、自身の『女子度』が高い証拠。それを自覚した上で、面倒くさい女子にはどんな深層心理があるか、どう接すればうまくいくのかを知っておけば、『女子疲れ』から解放されますよ」