寺田さんの「人付き合いのルール」7つ
1. 「教えてください」という基本姿勢
先輩談 「『気になることがあったらどんどん言ってください』『これからもたくさん教えてください』と寺田さん。助けてあげたくもなります」
本人談 「部下であっても年上の方には敬語で話します。当たり前のことかもしれませんが、当たり前のことこそ、丁寧に守りたいからです」
2. 苦言はフォロー&感謝とセットで
先輩談 「『私の認識不足ですみません』などフォローから入り『いつもありがとうございます』と感謝で終わる苦言。仕事で応えなきゃと思える」
3. 大きなリアクション
部下談 「寺田さんは大阪出身だからか、とにかくリアクションが大きい。『聞いてくれている感』がうれしくて、ついたくさん話してしまいます」
本人談 「リアクションは意図していませんが、話しかけられたら手を止め、相手の目を見ながら“とにかく聞く”という姿勢は大切にしています」
4. 非は認めてすぐ謝る
部下談 「注意を受けた際、『今のは私の言い方が悪かった! ごめんなさい』と謝られたことがあり、とても誠実で信頼できる人だなと思いました」
本人談 「心に余裕がないとつい感情的になってしまうことがあって……。改めたい部分です。自分が悪いと気づいたら、すぐにその場で謝ります」
5. 表情で察して小まめに声掛け
部下談 「『困ってない?』と寺田さんが声を掛けてくれるときは、『なぜ分かるんだろう?』と毎回ビンゴ。時間をつくって相談に乗ってくれます」
本人談 「先輩にしてもらってありがたかったのが『困ってない?』の声掛け。表情を見て困っている、元気がないときはすぐ話しかけます」
6. 仕事に関する情報も状況も、分かりやすく共有する
先輩談 「『今、誰が何の仕事をしてどんな状況か』を、彼女の方針でチーム全員が共有するように。人の仕事が分かることで助け合いも可能に」
本人談 「パソコンから入力できるタスク管理ツールでチーム全員の状況を把握。個々の状況に合わせて偏りなく仕事を振るようにしています」
7. 「好み」を覚えて差し入れる
先輩談 「人の趣味や好きな食べ物の記憶力がすごい! 出張先やプライベートでも、私たちが喜びそうなものを見つけて買ってきてくれます」
取材・文/宇佐見明日香 写真/小野さやか