本当に必要なモノをフル回転させるには、まずは不要なモノを部屋から出すこと。「30日間チャレンジ」で家中のいらないモノを無理なく手放そう。さらにムダなモノを持たない暮らしをキープするには、「入れない&増やさない」仕組みをつくることが大切! ミニマリストの筆子さんおすすめの7つのアクションを実践すれば、必要なモノだけに囲まれた心地よい生活に整います。

ムダなモノを持たない「仕組み」をつくろう

 「自分にとって本当に必要なモノの量は、所持品のわずか2割」とは、自らの体験に基づく片づけブログが人気のミニマリスト・筆子さん。「不必要なモノをため込む生活は、デメリットだらけ。気持ちが散漫になってやるべきことに集中できないし、片づけや掃除も手間がかかる。モノに振り回されて過ごすことになります」

 ムダなモノを持たない暮らしを実現するには、モノの絶対量を減らすことが大前提。そこで、編集部では1カ月で家中の不要なモノを手放す「30日間チャレンジ」を提案。「まずは簡単なところからトライし、ステップを踏みながら進めていくのが長続きする秘訣です」。マンネリになりかけたら、次の「継続のコツ」を取り入れてみて。

30日間手放しチャレンジ

1.手放しやすいモノからトライ(1~5日目)
2.「プライムゾーン」に着手(6~10日目)
3.そのほかの場所を「1日1カ所整理」(11~25日目)
4.「野望ガラクタ」を見つけ出す(26~28日目)
5.締めくくりは「思い出のモノ」(29〜30日目)

継続のコツ

1.部屋の写真を撮って客観視できると弾みがつく
2.手放しタイムは「1日15分以内」
3.売ろうと考えすぎない! 目的は「手放すこと」と心得て

1〜5日目 手放しやすいモノからトライ

 最初はウオーミングアップの期間。抵抗感のないモノから徐々に捨て、手放すことに慣れる。「捨てることの気持ち良さに気づけば弾みもつきます」

1日目>>明らかなゴミ
初日は悩まずサクッと捨てられるものから。バッグの中のお菓子の包み紙や財布のいらないレシートなど、明らかなゴミをポイ。

2日目>>期限切れの食品
冷蔵庫を開けて、期限切れの食品がないかを見渡してみる。生鮮食品だけでなく、調味料やレトルトなども裏返してチェック。

3日目>>サンプル、無料のモノ
「自分がお金を使って得たわけではないモノ」がターゲット。化粧品のサンプルやフリーペーパー、使っていないもらい物など。

4日目>>空き箱・瓶・缶・袋
使用していない「入れ物」を処分。「そのうち使うかも」と取っておいた箱、瓶や缶、デパートの紙袋など一気に捨てよう。

5日目>>壊れている、2つ以上あるモノ
壊れたモノは処分。複数あるモノは、使い勝手のいいお気に入りだけを残して。ペンなどの文具、しゃもじといった調理道具など。