1億円超え達成、3つの「マイルール」

子供と2人暮らし 電機・一般事務 最近のハマりごと: テニス、流行の健康法ダイエット 好きな有名人: 錦織圭、大坂なおみ 手取り年収250万円 総資産1億7100万円 株式投資の利益 収益約7100万円 配当(資産全体)約220 万円/年 資産の内訳 本人名義の個別株5300万円 子供名義個別株(NISA)1000万円 投資信託など(含み損700万円)1億500万円 貯蓄300万円 本人名義の株式 銘柄数20銘柄 評価額約5300万円 含み益約100万円 年間配当約100万円 配当利回り 約1.8%*2 *2 保有株の現在評価額(2018年11月20日時点)と17年の受取配当額で計算した利回り
緑川聡子さん(仮名・56歳)

 働くシングルマザーの緑川聡子さんは忙しい。投資も効率性重視だ。投資スタイルは、配当狙いの長期投資と、売却益を狙う短期投資の併用型。短期投資は、銘柄選びや売買タイミングを決めるのに手間がかかるが、緑川さんは投資対象を20社に絞り、マイルールによる売買で時間を節約する。「いつも見ているので、20社は今の株価が高いか安いかもすぐ分かりますよ」

 もともとは、母が運用してくれていた自分のお金を引き継いだのが投資の出発点。「言われるまま買った投信で600万円の損。以来、『投資判断は自分で下す』が鉄のマイルールです」

【ルール1】

「絶対つぶれそうもない」と思える優良企業20社の株だけを持つ
時間がないので投資も効率重視。投資対象は「誰でも名前と事業内容を知っている、つぶれそうもない大企業」という基準で選んだ20社。一部の銘柄は配当狙いで長期保有し、一部は2〜3カ月程度で売買を繰り返して売却益を狙う(ルール2)。

緑川さんの保有銘柄の例

配当狙いで長期保有 トヨタ自動車 ブリヂストン みずほフィナンシャルグループ 三井物産 マイルールで売買 任天堂 エーザイ 村田製作所 オリエンタルランド

【ルール2】

保有する株は株価の上限と下限を決めて売買を繰り返す

銘柄ごとに株価の上限と下限を自分で決め、下限より下がったら買い、上限を超えたら売りというルールで機械的に売買。「上限・下限はこれまでの売買を参考に決めます。迷わないし、時間の節約に」

【ルール3】

含み損は絶対損切りしない 金融ショックのときも回復を待つ
投資対象が大手優良企業20社限定なので、倒産で株価がゼロになる危険性は低い。「不景気や業績悪化で株価が下がっても、つぶれなければ株価が回復する時期はやって来るもの」。含み損も損切りせず、株価が戻るのを待ち続ける。

【ココが気になるQ&A】

Q. 資産1億円の使い道は?
派遣社員のシングルマザーで子供がまだ小学生なので、学費、老後資金、医療費など、将来に備えるお金です。子供の進路もまだ分からないし、老後の不安がなくなるくらいは用意したい。

Q. 職場ではどんな存在?
時短勤務で肩身が狭いので、目立たないようにしています。そのためか、仕事でテンパっても冷静に見えるようです。一番の古株なので、困ったときの最終手段として声を掛けられます。

Q. 自分にとっての一番の贅沢は?
欲しい物もないし、今は仕事、家事、子供のことで精一杯。贅沢をする時間も余裕もありません。たまに回転寿司に行く程度です。退職後、家を片づけたり、旅行三昧! というのが夢です。

取材・文/本間健司 イラスト/PIXTA

日経WOMAN2019年1月号掲載記事を再構成

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