スッキリ見せる工夫が不可欠 収納の工夫 4つ
1.「収納ケース」
⇒壁面クローゼットは「Fits」の収納ケースで統一
下着やズボンなどの収納ケースはすべてフィッツケースに。「収納グッズはエリアごとに同じメーカーでそろえるのが、スッキリ収納の鉄則です」。より整然と見せるために、ケース引き出しの正面に白の壁紙シールを貼る一手間も。
2.「勉強机」
⇒サイズがなければ手作り!壁面にシンデレラフィットの机
中1次男と小1三男の勉強机は手作り。天板用の板にアンティークワックスを塗ってポールを付け、下には収納棚を取りつけた。正座椅子も見事にフィット。「理想通りのサイズがなければ自作もアリ。意外と簡単です」
3.「ハンガー」
⇒ハンガーはすべて無印良品のアルミハンガーに
洗濯干し用も含め、家にあるハンガーは無印良品のアルミ洗濯用ハンガーで一本化。厚みがなく、かさばらないのが利点。ハンガーの両側には切り込みを入れた長さ約3cmの透明な耐寒チューブを装着し、服が滑らないハンガーに。
4.「家具」
⇒机、椅子、収納ケースも白で統一!
家具や収納グッズは白でそろえてスッキリと。家族それぞれの個室がない代わりに、和室をシェアリングスペースとし、主に長女が勉強部屋として使用する。「机と棚は楽天、ファイルボックスはセリアで購入しました」
子供が4人いても! 散らからないマイルール
学用品、服、プリント類……。子供がいるとモノが増える一方なのに、なぜ上山さん宅は散らからないの? その仕組みを大公開!
1. どこに何があるか分かるよう徹底的にラベリング
子供が使うものはケースに加え、棚などのしまう場所にも分かりやすくラベリング。「ラベルは子供と一緒に考えて作成すると、自ら進んで片づけてくれるように」
2. 1人ずつカゴで仕分けし洗濯物は自分でしまう仕組みに
掛けるアイテムは、ハンガーのままクローゼットに戻すだけ。靴下やインナーなど、収納ケースにしまう洗濯物は各自のカゴへ。家族全員、帰宅後に自分で畳んでしまう。
3. 手の届く高さ&7割収納でしまいやすい工夫を
小1の三男も自分で片づけるのが基本。服でも日用品でも、子供が使うものは手の届く高さに置く。引き出しの中も雑然としないよう、7割収納&仕切りで片づけやすく。
4. 文具はひとまとめにせず、種類別に分けて定位置に
雑然としやすい文具はまとめてペンケースに入れず、鉛筆、消しゴムなど細分化し、机の上の収納ケースに。「100均の粘土ケースのフタとケースを使っています」
5. 子供の動線に合わせて学校鞄&制服コーナーを設置
洗面所の近くに、4人分の学校鞄を置ける棚と制服置き場を設置。帰宅後はここで荷物を置き、着替えて手を洗う。棚には他に、翌日の持ち物だけを置いていいルール。
6. 毎日増える学校のプリントは「おうちポスト」で仕分け
プリントは「おうちのポスト」と称したファイルボックスに、子供自身で“投函”。母が毎晩確認し、掲示用、保管用と仕分ける。捨てるか迷ったら「一時置きボックス」へ。
取材・文/若尾礼子 写真/大腰和則 間取り図制作/WADE