本当に必要なモノだけに絞り込めば、家が狭くても、大家族でも、十分快適な暮らしができます。モノを持ちすぎないルールと、「見せる収納」でもスッキリさせるコツは必見です!

上山広美(みくろママ)さん
40歳/整理収納アドバイザー/広島県在住 @micro4mama

【お部屋DATA】
3DK・55m2
家賃:7万円

 9年前から住む賃貸アパート。玄関側から和室、洋室、リビング用洋室、その隣にダイニングが。子供は高2長男、高1長女、中2次男、小2三男の4人。

狭い家の鉄則は「1軍管理」

 55m2の3DKに夫婦と子供4人の6人家族で暮らす上山広美さん。狭さとは裏腹に、驚くほど家中がスッキリ! どの収納スペースも整然としている。子供が1人の頃、家族3人で80m2の家に住んだこともあるが、「広いと、かえってモノは片づかない」と上山さん。

 「必要以上に収納スペースがあると、ムダにモノを買う→使わない→しまい込む→モノのありかが分からない→また買い足すという悪循環に。結果、モノが増え続けてしまったんです」

 そのため、今の狭い家は「あえて」の選択。「狭いほうがモノを1軍に絞り、活用できます」。1軍管理の鉄則は、「必要数を決め、それ以上モノを持たない」「モノをしまう『指定席』を細かく決める」「どこに何があるか一目瞭然の見せる収納で使わないモノをなくす」という3点。「使い倒せば、捨てるときも罪悪感なく捨てられます」

狭くてもスッキリ暮らせるルール
□ モノを徹底的に絞り込み、すべてを1軍に
□ 「モノのありか」が見渡せる収納スペースを全室に作る
□ 細分化した「指定席」を作り、子供でも自分で戻せる仕組みに