決して高収入ではないのに、なぜかお金が貯まっている人がいます。自分のライフスタイルに合わせて上手に家計管理する3人に、彼女たちなりの「貯蓄の正解」を聞きました。

家計簿がなくても貯まる暮らしに

「ランチは社員食堂を利用しているため、外食するより安く済んでいます」。通信費は機種代の分割払いを含むため少し割高。「格安スマホも検討中です」。ボーナスは、ほぼ貯蓄に回している
「ランチは社員食堂を利用しているため、外食するより安く済んでいます」。通信費は機種代の分割払いを含むため少し割高。「格安スマホも検討中です」。ボーナスは、ほぼ貯蓄に回している

西脇香織さん(仮名・30歳、ひとり暮らし)
金融・事務

【MONEY DATA】
手取り月収 28万円
手取り年収 480万円
総資産650万円(内訳:財形貯蓄 430万円、普通預金 220万円)

【1カ月の主な家計簿】
住居費 7万2000円
食費 2万4000円
日用品代 1万円
水道・光熱費 6000円
通信費 1万6000円
ICチャージ 1万円
美容費 1万円
服飾費 1万5000円
交際費 1万円
プレゼント代 1万円
貯蓄 9万円

 月収の3割強である9万円を、毎月貯蓄している西脇香織さん。その秘訣は、「先取り貯蓄」と「現金管理」。「気が緩んでも貯められるよう、財形で月5万円を貯蓄。また給料日には、1カ月で使えるお金を全額引き出します。残金が目で見て分かるので、家計簿は不要です」

 手元の現金でも、「美容費」や「プレゼント代」など、を目的別に月4万円を先取り。おかげで月ごとの支出変動がなく、必要なときにケチらずに済む。「『あといくら使えるか』だけを把握。その範囲内であれば、贅沢もアリです」

 大好きな美容グッズや洋服の値段は気にしない主義。結果、ストレスなく650万円を貯蓄できた。「今年春には、結婚を控えています。新しいスタートを切っても、同じペースで貯める予定です!」