決して高収入ではないのに、なぜかお金が貯まっている人がいます。自分のライフスタイルに合わせて上手に家計管理する人の「貯蓄の正解」を聞きました。

家計簿をつけ先取り貯蓄で、年100万円貯蓄に成功

「地方なので住居費が安く、助かります」。10月から幼児教育・保育の無償化が始まり、子供の保育園代も無料に。「ボーナスは全額貯蓄に回します」
「地方なので住居費が安く、助かります」。10月から幼児教育・保育の無償化が始まり、子供の保育園代も無料に。「ボーナスは全額貯蓄に回します」

上野朱里さん(仮名・32歳、子供2人と3人暮らし)
アパレル・販売

【MONEY DATA】
手取り月収 16万円
手取り年収 250万円
総資産415万円(内訳:預金400万円、つみたてNISA15万円)

【1カ月の主な家計簿】
住居費 4万2500円
食費 3万円
日用品代 2500円
水道・光熱費 6850円
車維持費 8600円
通信費 8200円
教育費 5000円
レジャー費 4000円
小遣い 6500円
保険料 7140円
貯蓄 4万~6万円

 地方のアパレル店舗で販売員として働く上野朱里さん。1年ほど前に離婚し、2児のシングルマザーに。元夫から月5万円の養育費をもらえるが、自身の給与は手取り16万円程度。「子供が大きくなれば、今よりお金がかかる。家計管理をきちんとして貯蓄を増やすと決意しました」

 まずは1カ月間、家計簿をつけてお金の使い方を把握。費目ごとに予算を決め、先取り貯蓄も始めた。「月2万2000円と無理のない金額に。やりくりで余ったお金2万~3万円を月末にプラスしています」

 また、貯蓄、生活費、特別費と目的別に口座分けし、貯蓄口座には手をつけないのがルールだ。「給料アップも大事だと考え、仕事で成果を出し、年収アップに成功! 1年で無理なく100万円以上貯蓄できました」