3. 紙製品・書類

 自宅に日々、流入してくるため、たまるとかさばる紙類。気が付けば膨大な量に。ため込む前に、要・不要の判断を!

□取扱説明書・保証書
⇒トリセツはウェブで読める。残すのは頻繁に読むものだけ

 家電などの取扱説明書はメーカーのウェブサイトでも読めるため、頻繁に読むもの以外処分。ただ保証書が一体になったものは保証期間中、レシートとともに保管を。

□本・雑誌
⇒読み返したいものと旬な情報だけ残す

 「再度読み返したい本と辞書以外は、すべて処分の対象。特に情報系の本は数年前の内容は通用しないことも」。雑誌は必要箇所のみスキャンし、デジタル化する手も。

□レシート・領収書
⇒家計簿に転記後、即廃棄。心配なら1年間保管

 確定申告を行う人は、申告後5年間の保管が義務づけられている。「単に出費を確認するだけなら家計簿に転記後、廃棄。心配なら1年間だけ保管し、その後は処分して」

□名刺
⇒1年以内に会った人のみ名刺管理ソフトで整理

 年1回、取捨選択を。「1年会わなかった人の名刺は、今後会う可能性も低いため処分。残りの名刺は名刺管理ソフトで管理するのがラク。名刺はシュレッダーで処分を」

□お札・お守り
⇒1年たったら役目は終了。寺社でおたき上げを

 効力は1年とされる。それ以上たったものは寺社に返せば、別の寺社のものでもまとめておたき上げしてくれる。「清めの塩と一緒に、封筒に入れて持っていきましょう」

□古い通帳
⇒新しい通帳に切り替え後は手放してOK

 記帳欄がいっぱいになった通帳は「新しい通帳に更新した時点で、シュレッダーで処分を。記録として、見返すことがあるなら、2年程度保管しても」。

4. 自然とたまりやすいもの

 無料配布のサンプルやかわいい空き缶、etc.。「これだけで十分」な適正量を把握し、持ちすぎ体質から卒業しよう。

□ウエス(雑巾代わりの布)
⇒「大掃除用に」と多めに持つのはNG

 「古着を裁断し、大掃除用にと年末まで取っておくのは時間と場所のムダ。雑巾を100均で買うほうが効率的」。ウエスを日常的に使うなら、小物かご1つに収まる量までに。

□サンプル
⇒半年以上前のものは成分変質の恐れも

 化粧品のサンプルをもらうと、旅行用などにと取っておきがちだが、「そもそも長期保存は想定しておらず、もらって半年以内に使い切るのが鉄則。過ぎたら捨てる」

□レジ袋
⇒15枚あれば十分。あとは残らず手放す

 1日に使う枚数×7日分+予備1枚あれば十分。「1日2回ゴミ捨てする人でも15枚。それ以上は捨てましょう。もし足りなくなったら買いましょう」

□かわいい瓶や缶
⇒使い道が明確なものを厳選。それ以外はため込まない

 かわいいからとついつい取っておきたくなるが、形がバラバラだと収納スペースも取りがち。現時点で用途が明確に決まらないものは、バッサリ手放そう。

□保冷剤
⇒必要なのは4つ程度。残りは店に返すか処分

 「弁当の保冷や、発熱時に冷感ジェルシート代わりに使うにせよ、4つあれば十分でしょう」。残りは保冷剤をもらった店に返すか、古くなったものから捨てる。

□紙袋
⇒各サイズ3枚をファイルボックスに保管

 大中小を各3枚程度残し、他は捨てる。「紙袋の中に紙袋を収納してしまうと、かさばって場所を取る。A4などのファイルボックスを使えばスリムに収まります」

□ポケットティッシュ
⇒古びた使いかけは床や窓拭き用に

 家族の人数+予備1つで十分。「使いかけの古いポケットティッシュでテーブルなどを拭くのはあまり衛生的ではない。床や窓の汚れ拭きになら気兼ねなく使えます」