出産や育児を頑張りたいときにもらえるお金

 続いて、妊活したいときの「特定不妊治療費助成金」や、子どもが産まれたときの「出産育児一時金」、産休で収入がダウンしたときの「出産手当金」、育休で収入がダウンしたときの「育児休業給付金」や、親の介護で一時的に仕事を休みたいときにもらえる「介護休業給付金」などを紹介しよう。

<出産や育児を頑張りたいときにもらえるお金>
・特定不妊治療費助成金
・妊婦健診費用助成
・出産育児一時金
・出産手当金
・育児休業給付金

各給付金・手当の情報の見方

・もらえる金額は一例
・情報は2018年8月現在
・支給の条件など、詳細は届け出先などに確認が必要

特定不妊治療費助成金

⇒ 妊活したいときのために

◆もらえる人⇒職業を問わず、無職でももらえる
◆約130万円(治療開始時に40歳未満の女性が、体外受精などで6回助成を受けた例。東京都民の場合)
◆届け出先 ⇒ 自治体の窓口

◆高額な治療費の一部を助成
 体外受精、顕微授精など、健康保険が適用されない特定不妊治療の費用の一部を助成。他の方法では妊娠が難しいと診断された夫婦で、前年の合計所得が730万円未満であることなどが条件。初回30万円、2回目から15万円などで、自治体により上乗せがある例も。

妊婦健診費用助成

⇒ 妊婦健診を受けるときのために

◆もらえる人⇒職業を問わず、無職でももらえる
◆約10万円(14回程度健診を受け、超音波検査や子宮頸がん検診なども受けた場合の一例。自治体による)
◆届け出先 ⇒ 市区町村の窓口

◆自身&ベビーのための健診を支援
 妊娠から出産まで14回前後の妊婦健診(全額自己負担)の費用を助成。助成内容は市区町村によって異なり、費用が助成金額を超えたら差額分を自己負担。里帰り出産など、居住地以外の医療機関を受診する場合は、受診後に申請すれば一部が助成される。