貯蓄&投資総額が1000万円以上の働く女性は、毎日、ネットや書籍などで情報を集めてお金の知識を深めていました。情報源やマイルールを詳しく紹介。今回は、投資信託を中心に老後資金を蓄えている女性の情報収集方法を取り上げます。
マネー本30冊を読破し、老後のために投資をスタート
おひとりさまの老後不安を解消するにはマネーの知識が不可欠と感じ、33歳でお金の勉強を始めた佐野佳子さん。半年で30冊ものマネー本を読み、投資について勉強した。
「1つの見方に偏らないよう、さまざまな投資手法の本を読みました。その上で自分に一番合うと感じたのは、インデックス型の投資信託の長期運用でじっくりお金を増やす方法。大きく儲(もう)かる可能性は低いけれど、リスクも低く抑えられるのが安心だと思いました」
まずは、2016年5月から企業型確定拠出年金で外国株インデックス型投信を積み立てることからスタート。2018年10月には、まとまった資金で別の外国株インデックス型投信と日本株の指数に連動するETFを購入した。直後の大暴落で元本割れしたが、「長期で運用するなかで、一時的にマイナスになることがあると覚悟していました。特に気にしていません」
「お金の知識を身に付けたことで、老後への漠然とした不安が解消。目の前の仕事に集中できるようになりました。老後までに貯蓄と投資で合わせて資産1億円が目標です」
次のページから、佐野さんの情報収集方法を紹介します。平日と休日とでメリハリをつけています。