ライフスタイルに応じて過不足なく保険に入る

 共働き世帯か専業主婦世帯か、シングルかといったことで、家計を支える人や死亡時に困る家族の人数などが異なる。ライフステージによって、加入すべき保険の優先順位や保障の内容、必要な保険金額は変わってくる。

 独身のとき、結婚して夫婦2人のとき、子供が生まれてから、子供が独立した後など、それぞれのライフステージによって必要な保障の内容を見ていこう。

◆共働き・子あり世帯

 夫婦で家計を支えているため、妻の死亡保障も必要。収入が途絶えると苦しくなるので、夫婦で所得補償保険に入る。どちらかの収入はあるから、医療保障の優先順位は低い。

妻の死亡保障
夫の死亡保障
夫婦の所得補償(就業不能保障)
夫婦の医療保障

◆専業主婦・子あり世帯

 ひとりで家計を支えている夫の所得補償と死亡保障は重要。小さい子供に保育費がかかるとき以外は、妻の死亡保障は重要度が低い。保障額が小さい医療保障は優先順位が低い。

夫の所得補償(就業不能保障)
夫の死亡保障
妻の死亡保障
夫婦の医療保障

◆シングル・子なし世帯

 自分が病気やケガで働けなくなったときの所得補償は、貯蓄が少ないうちは検討を。親や兄弟など、同居家族の家計を支えていなければ、シングルの死亡保障は不要。

所得補償(就業不能保障)
医療保障
×死亡保障