確定申告でお得になるケースを知っておく

 会社員だと、確定申告の経験がない人も多いはず。ただ、申告が必要になるケース、したほうがお得になるケースは案外多い。代表的な例は下の通り。

確定申告は「する必要がある」「したほうがお得」「しなくてもOK」の3パターンがある(会社員の場合)

<する必要がある>
例えば…
・2つ以上の会社から給料や報酬を受け取り、年20万円超の所得があった
・アルバイトなど、副業で年20万円超の所得があった
・ビットコインの利益を現金にした(20万円超)

<したほうがお得>
例えば…
・医療費を10万円超払った(生計を共にする家族分、交通費などを含む)
・退職して求職活動中で、年末時点で次の勤務先が決まっていない
・年末調整の書類を勤務先に出す際、iDeCoや保険加入の届け出を忘れた

<しなくてOK>
例えば…
・年収2000万円以下で給与以外の収入がなく、年末調整を受けている
・20万円超の臨時収入があったが、そのための交通費を引くと20万円以下
・ワンストップ特例を使ってふるさと納税をした

<ココに注意!>
⇒ 要・不要が重なるときは申告の損得も考えて!
会社員なら副業収入があっても20万円以下なら申告は不要。でも、医療費を10万円超使ったので医療費控除を受けたい。この場合、医療費だけ確定申告するのはNG。申告をするなら副業収入も申告と納税が必要。国税庁のサイトで試算して、申告の損得を判断しよう。