投資信託の中身と値動きの要因を知っておく

 コツコツ投資の主役はインデックス型投信。その購入代金はどこへ行くのか、投資信託の価格はどんな理由で動くのかは、知っておきたい。

ファンドマネジャーに託すのが投資信託

 投資家から集めたお金を元手に、運用会社が株式や債券で運用するのが投資信託。日本株のインデックス型投信なら、指数の算出に使っている会社の株式を買っている。

投資信託によって投資対象も値動きも違う

【投信の種類1・インデックス型投信】<日本株投信>実際の投資対象…「東証株価指数(TOPIX)」連動タイプの場合、東証1部に 上場する約2000社の株式。値動き…日本の景気が良く、 日本株全体が上がると上昇。 <先進国株投信>実際の投資対象…「MSCIコクサイ」連動タイプの場合、先進22カ国の約1300社の株式。値動き…米国株の比 率が高いので、米国株式市場の影響大。円換算するので円安はプラス、円高はマイナス要因に。 <外国株投信>実際の投資対象…「MSCI ACWI Index 除く 日本」連動タイプの場合、46 カ国の約2200社の株式。値動き…米国株の比率が高いので、米国株式市場の影響大。円換算するので円安はプラス、円高はマイナス要因に。 【投信の種類2アクティブ型投信】実際の投資対象…ファンドマネジャーが選んだ会社の株式など。投資対象は投資信託によって違う。値動き…組み込まれている会社の株価に連動。

 指数(インデックス)に連動することを目指すインデックス型投信も、どの指数への連動を目指すかで具体的な投資先や値動きの要因も変わる。

⇒バランス型の値動きは?
値動きが異なる複数の投資信託を一定比率でパッケージにしたのがバランス型。含まれている投信の投資対象や比率によって値動きは変わるが、分散効果で値動きは比較的、穏やか。