株のリターンは配当・優待・値上がり益の3つ
株式投資のリターンは、業績に応じた「配当」、感謝の印として会社から受け取る「株主優待」、株価上昇による「値上がり益」がある。短期で値上がり益を狙うのは難しく、「配当や優待を得ながら長期で保有し、大きく値上がりしたら売りを考えるのがいい」(大槻さん)。
他の投資家が売り出した株を株式市場を通じて買う
株を買うとき・売るときには、証券会社に注文を出す。証券会社はそれらの注文を証券取引所につなぐ。どちらも株を持っているわけではなく、他の投資家が売りに出した株を買う。売りたい人がいなければ買えない。
保有中に受け取る配当金と売買の差益が株式投資の儲け
10万円で株を買い、1万円の配当金を受け取った後、12万円に値上がりしたところで売ったとすると、1万円+2万円で3万円のリターンとなる。1万円の配当を得ても、株価が2万円値下がりしたら、1万円の損。株主優待を含めて損益を計算する考え方もある。
配当利回りや優待の内容は投資判断の目安
投資元本に対していくらの配当が得られたかを示すものを配当利回り(配当金÷株価×100)という。配当金に株主優待を加えて計算するのもいい(上図)。株価が安いときに買うほど、利回りは高くなって有利。ただし、配当は予想の数字で、変更になることもある。