「使うお金」と「貯めるお金」を分ける

 「使う」と「貯める」を1つの口座で行うと、お金の流れが把握しづらく、貯蓄できているのかも分からなくなる。「貯める」専用口座を作って、貯蓄額を「見える化」して。

使う口座

 家賃や光熱費などの固定費、クレジットカードの引き落とし、流動費など、生活費の支出はすべてここから。「月によって支出は動くので、生活費の1.5カ月分を入れておくと安心」(横山さん)。

貯める口座

 勤務先の「財形貯蓄」や、銀行の「自動積立定期預金」を利用して、毎月一定額を先取りで貯めていくのが王道。引き出しにくい方法を選び、できるだけ手をつけない。

増やす口座

 「『貯める口座』の残高が給与の6カ月分以上になったら、『増やす』口座を作って投資にチャレンジしてもいい。投資信託の積み立てで、長期間かけてコツコツ増やしましょう」(横山さん)