お金のことが超苦手。計画的に貯蓄できない…。そんな貯蓄ができないズボラさんにおすすめしたいのが、目的別に銀行口座を分けること。「使う」「貯める」の口座分けで、自動的に貯まる仕組みを紹介します。

テクニックは一切不要! 口座を分ければ勝手に貯まる

 手間をかけずにお金を貯めたいなら、「銀行口座で自然に貯まる仕組みをつくるのが一番ラク」と家計再生コンサルタントの横山光昭さん。「『使う』『貯める』の目的別に口座を分けるだけで、ゴチャゴチャになっていたお金の流れがシンプルになり、管理しやすくなります」

 「貯める」専用口座は、勤務先の財形貯蓄や銀行の自動積立定期預金を利用し、『放っておいても勝手に貯まる』仕組みをつくるのがポイント。「給与振込口座に残ったお金をそのまま貯めるという人も多いですが、年収500万円以上の人や、支出が極端に少ない人以外はお金が残りにくい。貯める意志が弱いズボラさんには不向きです」とファイナンシャルプランナーの花輪陽子さん。

 さらに、帰省や旅行などの臨時出費用の口座をつくれば、貯蓄口座に手をつけずに済む。「家計の流れが整えば、お金の使い方を意識するようになり、次第に『貯まる体質』へと変わっていきますよ」(横山さん)

 次のページから、銀行口座の使い分け「キホンのキ」を紹介します。また、シングルの場合、既婚者の場合に分けて、口座の使い分け例をお見せするのでぜひ参考にしてください。