ステップ2・現在の手取り年収をチェック
何を差し引けば手取り年収を計算できるか把握し、自分の手取りを正しく把握しましょう。
手取り年収の計算式
給与収入
源泉徴収票の「支払金額」_________円
―社会保険料
源泉徴収票の「社会保険料等の金額」_________円
―所得税
源泉徴収票の「源泉徴収税額」_________円
―住民税
住民税決定通知書の税額、または毎月の給料から天引きされている住民税の12倍 _________円
=手取り年収D_________ 円
源泉徴収票には手取り年収が載っていないので計算しよう
手取りの収入を正しく知らないと、結局いくら貯められるのかも分からないし、的確な予算も組めない。「源泉徴収票に手取りは書かれていないので、上記の計算式を参考に割り出して」
なお、銀行に振り込まれた金額の年間合計では、財形など天引きされている収入部分を見落としてしまい、正しく計算できない。
ステップ3・貯蓄できる&もっと自由に使えるお金を確認
自由になるお金がいくら増やせるのか、その目安を探ってみましょう。
手取り年収 D_________円 − 年間生活コスト合計C_________円
= 貯蓄できる&もっと自由に使えるお金 E_________円
自由に使えるお金とともに使途不明金もチェック!
ステップ1で出した年間生活コストCを、ステップ2で出した手取り年収Dから引いた金額Eが把握できたら、実になる自己投資ができるチャンスと捉えて。
「Eが去年1年間の実際の貯蓄合計額よりも多い場合、その差額の正体は使途不明金かも。何に使っているのかを調べてこのお金をコントロールし、貯蓄や自由になるお金を増やしていきましょう」
ファイナンシャルプランナー
取材・文/大上ミカ イメージ写真/PIXTA