自分の好きなものにはとことんお金を使うけれど、締めるところはしっかり。充実したオフ時間を過ごす人の、日常的な1週間の買い物をのぞいてみたら、メリハリの利いたお金遣いの実態が見えました。今回は、週末に5つの習い事に通う女性のお金の使い方を紹介します。

習い事に年60万円を使っている人

 香川詩織さんの休日は忙しい。英会話・料理・ゴルフ・茶道・着付けと5つの習い事に、週末に集中して通う。「英会話は社会人の必須スキルと思い、6年続けています。他も一定レベルまで極めれば、国内外で役立つ日が来ると思うので、必要な費用はケチりません」

香川詩織さん(仮名)29歳 コンサルタント 二人暮らし

 平日は週5日自炊し、ムダ遣いしないが、心のゆとりも忘れない。「朝慌ただしく仕事に入るのは嫌なので」、1時間早く出てカフェでコーヒーを1杯。部屋の花も切らさない。「貯金は先取りし、残りで節約を意識しすぎず楽しみます」

【香川さんのお金DATA】

手取り月収 22万円
手取り年収 410万円
貯蓄額 180万円
投資額 50万円

 財形貯蓄、iDeCo、つみたてNISA、外貨預金に毎月計5万円を給与口座から自動引き落としで積み立て、やりくりの残りを貯金。

 住居費は月1万円で、18m2のワンルームに住む。家賃のうち5万5000円分は会社が負担。

 「茶道や料理を極め、英語力を生かせば、海外で茶道を教えるとか、外国人観光客向けの料理教室を開くなども。将来の可能性が広がります」

 平日は帰宅が遅いため、習い事は週末に集約。「茶道と着付け以外はチケット制。1日でゴルフ・料理・英会話にまとめて行くことも」