朝のお勤めに参加して敬虔な気持ちに
安澤さんが薦める築地本願寺(東京都中央区築地3-15-1)。朝6時から参拝でき、7時からの朝のお勤めは、予約なしで一般の参拝者も参加できる。
5〜6時には開門するお寺が多い。「一般参拝者も、朝のお勤めに参加させていただけることが多いです。お経や声明(しょうみょう)を聞くと敬虔(けいけん)な気持ちになり、身が引き締まりますよ」
築地本願寺の朝のお勤めは、「晨朝勤行(じんじょうごんぎょう)」と呼ばれ、一般に公開。毎朝7時から45分程度行われている。
朝の時間でこんなイイこと!
ブログやインスタグラム用に写真撮影
参拝したお寺はインスタグラムやブログ用に写真撮影。「記事にするときに、お寺のことを調べるので、勉強にもなります」
カフェの朝食でエネルギーチャージ
2017年秋、築地本願寺の敷地内にオープンした「築地本願寺カフェ Tsumugi」は朝8時から営業。朝食を目当てに、朝から行列ができることもあるほど人気。
「朝からお寺を歩くと、とても疲れるのでカフェの朝食でパワーチャージ。朝から運動して、しっかり食事もして健康的です」。カフェでインスタへの投稿も。
気持ちの切り替えに効く!
残業が続くと、家と会社との往復で1日中ビルの中ということも。「そんなときこそ、朝、お寺へ。境内の花や朝の空気に触れ、忘れていた季節感を取り戻して、元気になります」
お寺の境内は、都会でも自然を感じることができる場所。普段忘れがちな、四季の移り変わりを思い出させてくれる。「ラジオ体操をする人々など、集まる人たちの姿にも癒やされます」
【写真左】日中は観光客がいっぱいの浅草寺(せんそうじ)(東京都台東区)も朝は静謐(せいひつ)。
【写真中】東叡山寛永寺(とうえいざんかんえいじ)内の不忍(しのばずの)池(いけ)辯天堂(べんてんどう)(東京都台東区)。「蓮が7月上旬から8月中旬くらいまで咲きます」
【写真右】柴又帝釈天(しばまたたいしゃくてん)(東京都葛飾区)の境内では、「早朝ラジオ体操が行われていました」
取材・文/吉田明乎 写真/小野さやか