節約したいからと言って、切り詰めるばかりでは健康や美肌を維持できません。頑張り過ぎない自炊で、食費を月1万5000円以内に抑えた食生活の実例をご紹介します。

保存ワザを駆使してムダな食材ゼロに

 大学で管理栄養士の資格を取得。現在は、スープストックトーキョーの店長として43人のスタッフを率いる荻野知佳子さん。忙しい毎日に欠かせないのが、たんぱく質と野菜たっぷりの手作りごはんだ。

荻野知佳子さん(32歳)ひとり暮らしスープストックトーキョー 渋谷マークシティ店 店長◆食費…月1.2万円

 「30代になってから疲れやすくなったので、栄養バランスに気を付けた食事を意識。仕事が休みの日に作り置きしたおかずと玄米中心の生活で、肌荒れせず、体調も崩しにくくなりました」

 野菜は週1000円、肉や魚、卵などの食材は週2000円と予算を決め、ムダ買いゼロ。食材はシンプルに調理し、いろんな味つけで食べ飽きないよう工夫することで、「食費は月1万2000円と、20代の頃と比べて約1/2に!」

荻野さんの日々のごはん

荻野さんの朝食・昼食・夕食

◆朝食…約100円
アボカド&ゆで卵トーストとヨーグルトで、サクッと朝食。簡単だが、栄養バランスは◎。

◆昼食…約250円
作り置きの野菜中心のおかずと玄米を弁当箱に詰めるだけ。使っている食材は10品目も!

◆夕食…約500円
早番の日は自宅で夕食。「鶏肉を焼き、作り置き野菜を添えて。刺し身の昆布締めも美味」

 次のページで、荻野さんの食費が安い理由に迫っていく。