狭い賃貸のワンルームでも、モノの配置や色使いを工夫することで、洗練されたインテリアをつくることは可能。何も買わずに「あか抜けた部屋」を作るための秘訣を、インテリアコーディネーターに教わりました。

鍵は「配置」、見せ場を作る

 イマイチな部屋をどうにかしたいけれど、お金はかけたくない……。そんな人に向けて、「新たにモノを買わなくても、モノの置き方を変えるだけで、あか抜けた部屋はつくれます」と話すのは、インテリアコーディネーターの荒井詩万さん。

 「おしゃれな部屋の鍵は『配置』。やみくもに飾るのではなく、『目線』の集まる場所にモノをまとめて『見せ場』をつくることで、洗練されて見えます

 場所を取らずに効果的な見せ場をつくるには、壁を活用するのがベスト。飾るときは「目に入る高さ」を意識しつつ、使う色を3色に絞れば、部屋はすっきりまとまった印象になる。

 「部屋の雰囲気が変われば、疲れた日も、ゆったりくつろげてリフレッシュできるはず。『花を飾ってみよう』『友達を呼ぼう』という気持ちも生まれ、生活にゆとりができますよ」

 荒井さんが挙げる「あか抜けた部屋になる5つのルール」は、以下の通り。

1.家具やモノを分散させない
2.見せたくないモノは入り口脇に置く
3.部屋の中の色は3色にまとめる
4.壁をシンプルにしすぎない
5.小物は共通点のあるものを3個飾る

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