売れる「自分のスキル」の見つけ方

1. 自分のスキルを細かく分類し、キーワードを掛け合わせる

 スキルが見つからない人は、できることを細分化して書き出し、それらを組み合わせて。「個人対個人のマーケットでは、少人数でも買いたい人がいれば成立する。ニッチなスキルで特徴を出して」(西村さん)

【分類する】事務 →エクセル・マクロを組める →営業アシスタントはプロ級 →タイピングが速い →スケジュール管理が得意 →ISO取得経験者 →接待に合う店の選択や →お土産の用意が得意【掛け合わせる】音大卒 × 結婚式 →音大出身者が結婚式のピアノを演奏する 社長秘書 × 雑談力 →社長秘書歴15年の私が、エグゼクティブが好む会話のツボを教える

2. 半径5m以内の人が困っていることを探す

 身の回りで困っている人を見つけ、できそうなことや、自身の経験から課題解決法を提案できないかを考える。「書類整理の時短術」「部下の叱り方」など、なんでもOK。

3. 人からよく頼まれること、褒められることを洗い出す

 「飲み会のセッティングをよく頼まれるなら、『店選びのセンスがいい』などの評価を得られており、ニーズも見込める。書き出して視覚化すると分かりやすい」(平田さん)

4. 周囲へのヒアリング&社外活動で得意分野を探す

 「社内だと同じ専門性を持つ人との相対評価になり、自分のスキルの価値が分かりにくい。地域活動などの社外活動に参加すると、スキルの意外な価値に気づける」(平田さん)

5 .スキルサービスでの販売を体験しながら売れるスキルを検証

 「登録する過程でキャリアの棚卸しができ、自分のスキルに気づくことも」(平田さん)。「実際にスキルを売りながら、売れるスキルを探り、経験値を上げよう」(西村さん)