気づけばどんどん増えていく家の中のモノたち――。適量をキープし、快適に暮らすにはどうすればいいの? 「持ちすぎない部屋」のつくり方を収納のプロがレクチャーします。

モノの適正量は今の7割と心得て

 日経WOMAN読者のアンケートによると、半数以上が「家にモノが多い」と回答。「モノがあふれている」「捨てるのが苦手」など、持ちすぎ&捨てられずに悩む人が多数いることが判明した。

※特集のアンケート調査概要/2019年4月、日経WOMAN公式サイトで実施。有職女性679人(平均年齢41.0歳)から回答を得た

 「モノを持ちすぎるのは、自らストレスを生み出しているようなもの」と言うのは、整理収納アドバイザーの中山真由美さん。

 「モノが多いと視界に入る情報量が増え、脳も疲れます。多忙な働く女性が快適に過ごすには、今の7割が適正量と考えて」

モノの量が増えると…
・ すぐに部屋が散らかる
・ 片づけに手間がかかる
・ 心とカラダが疲れる
・ 掃除の回数が増える
・ 高い整理・管理能力が必要になる

読者たちの散らかり問題「ココに困っています」

パッと見てモノが少なく見えがちだけど、クローゼットの中にたくさんある(34歳・不動産・一般事務)

昔買った高価なモノを捨てられない(34歳・メーカー・企画)

収納スペースが少なく、タンスや棚を買い足してしまう(28歳・翻訳)

生活の場と仕事の場を兼ねているので、モノが多くなってしまう(48歳・映像・編集)

子供のモノがとにかく多くて片づかない(39歳・会計事務所・財務)

夫がモノを捨てられないタイプ(33歳・メーカー・営業事務)

収納スペースにモノをため込んでしまう(45歳・建設・営業)

Q. 家にあるモノの数は多いほう?

□ 多いほう…53.7%
□ 少ないほう…14.1%
□ どちらでもない…32.2%

Q. モノが多いと思うワケは?(複数回答)

□ 不要なモノ、使わないモノがある…61.1%
□ 部屋にモノがあふれてしまっている…54.9%
□ モノを捨てるのが苦手でため込んでしまう…51.9%
□ 好きなモノをつい買ってしまう…30.1%