外食で、コンビニで、食べ物をどう選んでいる? 手軽で安いという基準なら危険信号! メニューを賢く選ぶヒントを管理栄養士に聞きました。

食事を賢く選んで足りない栄養素を取ろう

 やせたいなら、ごはんやパン、麺類などに含まれる糖質と、油に含まれる脂質を減らすのが正解。しかし、「むやみに食事の量を減らすと、働く毎日に必要な栄養素まで不足するので要注意です」と、管理栄養士の安中千絵さんは指摘する。

 特に不足しがちなのが、肉や魚、卵などのたんぱく質に含まれるビタミンB1。炭水化物に含まれる糖質の代謝を促し、疲労回復に役立つ栄養素だ。「たんぱく質に含まれるアミノ酸は筋肉のもととなり、疲れにくいカラダをつくります。たんぱく質不足は、太りやすく、疲れやすい体につながりかねません」

 でも普段、外食やコンビニで食べ物を買うことが多い人はどうしたらいい? 人気の定番メニューを対決形式で安中さんにジャッジしてもらった。判定結果を目安にして、毎日の食事を見直してみよう。

*一般的なメニューで考えた目安を基に安中さんが判断。

働き女子が取るべき2大栄養素

<ビタミンB1> 疲労回復の要! サプリを使うのも手
ビタミンB1は豚肉に代表される肉類や、魚介類に多く含まれている。「薄切りの豚肉をゆでて豚しゃぶサラダにするなど、積極的に食事に取り入れてください」。市販のサプリメントで補ってもいい。
<たんぱく質> 卵・納豆・豆腐をうまく活用して
値段が高い、調理が面倒…と肉や魚を敬遠しがちならば、卵、納豆、豆腐でたんぱく質を摂取して。他にかまぼこや、シーチキン、チーズなども手軽なたんぱく源。常備しておくと便利。