疲れているときは自分をいたわることが大切。おやすみヨガ(=リストラティブヨガ)は簡単でラクなポーズをするだけで、心身ともにリラックスして深い眠りへと導いてくれます。覚えるのはたったの4ポーズ。自宅のクッションやタオルを使って、今日から早速始めてみましょう。

4つのポーズで今夜からぐっすり

 「なかなか寝つけない」「眠りが浅い」─。そんな人は心身ともに疲労がたまっている可能性も。そこでおすすめなのが「リストラティブヨガ」。簡単なポーズで脱力し、ストレスや緊張による体の力みを取る効果が期待できる。

 「このヨガは、誰でもできるポーズを5〜20分間キープするだけ。リーマン・ショック後、心身が傷ついた米国の金融関係者たちも、このヨガで癒やされたそうです」と、リストラティブヨガの普及に努める岡部朋子さんは話す。

 ポイントはクッションなどに身を委ね、ラクな姿勢で脱力すること。そして、息を少し長めに吐く。下で紹介するポーズを寝る前に取れば、心身の緊張がほぐれ、呼吸も深まる。心地よく眠りに入れるだろう。

足がむくんでとにかく疲れているときに…

1.ヴィパリタカラニのポーズ
⇒このまま10〜20分

お腹がゆるんで即リラックス!
クッションを2〜3個重ねて腰の下に敷いてあおむけになり、両脚を上げて壁にあずける。目の上にタオルを乗せて両手をバンザイし、胸を開いて全身の力を抜く。

◆POINT1
目にタオルを乗せれば周囲を遮断し、さらにリラックス

◆POINT2
ひざを軽く曲げてラクな高さで。足のむくみが取れる

<より効かせるためには>

⇒重みを与えて手のひらを開く
あずきを入れた巾着袋を手のひらに乗せる。疲労で縮こまった手のひらが開きやすくなり、手指が脱力する。