空白時間や旅、好きなことも有効

4. ぼーっとする時間をつくる

何もせず、ぼーっとする。そのための時間をつくってみよう。「最初はいろいろと雑念が浮かぶかもしれませんが、そのままでいいのです。今、この瞬間に生きる自分に集中することで、心と体がリラックスします」


5. 好きなことを見つける

好きなことを夢中でしている時間は、あっという間に過ぎるもの。「仕事の時間もそんなふうに過ごせると理想的です。今、この瞬間を生きている奇跡に感謝できれば、何事にも前向きに取り組めるようになりますよ」


6. 五感を磨き、体の声に耳を澄ませる

「心身の不調に気づかず無理をしてしまう人が多いのは、顔色や表情など、体が発しているメッセージに気づかないから。鏡を見るときに、チェックしましょう。また、味覚や嗅覚などの五感を磨くと、不調に気づきやすくなります」


7. 日帰りの旅にふらっと出る

気になったところへ、思い立ったらぱっと行ってみる。「スマホなどで情報を見るのではなく、実際に体験することで五感が磨かれ、判断力も研ぎ澄まされます。車の運転は疲れるので、電車やバス、自転車がおすすめ」


8. しんどい気遣いは今すぐやめる

心配りができる人ほど、相手の心変わりや約束を守らないことに、振り回されて傷つく。「付き合うのがしんどい人には、近づきすぎず距離を保ち、ほどほどに話を聞く。人の気持ちや意見は変わるもの、と割り切るとラクですよ」

矢作直樹
東京大学名誉教授
矢作直樹 1956年、神奈川県生まれ。81年金沢大学医学部卒業。2001年、東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授および医学部附属病院救急部・集中治療部部長。2016年3月、任期満了退任。東大病院の総合救急診療体制の確立に尽力する。著書は『自分を休ませる練習』(文響社)など。

取材・文/大屋奈緒子 写真/鷹野 晃(矢作さん)、PIXTA

日経WOMAN2018年9月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります