出かけてケア編

「3カ月間も繁忙期で、ショッピングをしてVIP気分になったら、少し落ち着いた」
(40歳・教育・営業)

×
ストレス解消をショッピングに頼ると、買い物依存症になるケースもあるのでおすすめしません。疲れているときは自然に触れたり、睡眠や休息で心身を回復させて。(中村さん)


「親しい友達に『疲れたー』と吐き出す。詳しいことを話すとお互いにストレスになるので、とにかく疲れた、とだけ」
(35歳・商社・企画)


心を許せる友達と、「疲れた」と言い合えると、互いにストレスケアができます。不安や愚痴も明るく言い合って、悩みが深刻にならないうちにガス抜きしましょう。(西多さん)


「義母と同居していたとき、あまりに過干渉だったので、週末2日間ビジネスホテルに宿泊してひとりになったらスッキリした」
(39歳・広告・営業)


苦手な相手との関わりがつらくなったら、強制的に人間関係を「休む」のは良い方法です。物理的に距離を取り、心を休めることは、大きな気分転換になります。(中村さん)


「仕事で職場に2連泊して、2時間ずつしか眠れなかった。その週末、いろいろ予定を入れて出かけたら、意外に疲れを感じず歩き回れた」
(33歳・行政・サービス)

×
睡眠不足が続くと、かえって眠気や疲労を感じにくくなるので、「寝なくても平気」と思いがち。しかし疲労は蓄積しているので、ゆっくり休息を取ることが大切です。(西多さん)

中村真樹
青山・表参道睡眠 ストレスクリニック院長
中村真樹 日本睡眠学会専門医。東北大学医学部卒業。睡眠総合ケアクリニック代々木院長などを経て、2017年に現クリニックを開業。睡眠障害全般と、ストレスや寝不足が原因となるうつ状態やパニック障害などの治療に当たる。
藤本幸弘
クリニックF院長
藤本幸弘 医師・医学博士・工学博士・薬学博士。東京大学大学院医学研究科修了後、東京大学医科学研究所附属病院勤務などを経て現職。近著は『美しくやせる食べ方 ディフェンシブ〜体を守る〜栄養学』(学研プラス)。
西多昌規
精神科医
西多昌規 早稲田大学スポーツ科学学術院准教授。東京医科歯科大学卒業後、自治医科大学講師などを経て現職。睡眠医療認定医。専門は睡眠医学、スポーツ医学、産業メンタルヘルス。著書に『休む技術』(大和書房)など。

取材・文/武田京子(中村さん、西多さん) 村山真由美(藤本さん)

日経WOMAN2018年9月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります