疲れたときに頼りにしている解消法は、人それぞれ。「これに限る!」と思っていても、この方法で本当にいいの……? そこで、疲れに詳しいドクターにジャッジしてもらいました。

 仕事やプライべートなど、毎日なにかと忙しい私たち。休日にしっかり休んでいるつもりでも、上手に疲れを解消できていない人が多いのです。

 そこで、読者の皆さんに「私の疲れケア」を聞き、青山・表参道睡眠ストレスクリニック院長の中村真樹さん、クリニックF院長の藤本幸弘さん、精神科医の西多昌規さんの3人にジャッジしてもらいました。

食べ物&飲み物でケア編

「コーヒーを飲む」
(47歳・福祉介護・事務)


コーヒーはポリフェノールが豊富で、疲れの原因である活性酸素を消去します。また、カフェインの作用で元気が出ますが、効果は一時的。取りすぎは睡眠を浅くするので、適量を。(藤本さん)


「焼酎→日本酒→焼酎、とお酒を飲む」
(48歳・教育・事務)


お酒を伴う楽しい食事はストレス解消になり、疲れの原因である活性酸素の過剰発生を抑えます。しかし、飲みすぎると睡眠の質が下がり疲労の原因に。適量を肉や魚などのおつまみと一緒に。(藤本さん)


「豚肉を食べる」
(48歳・保険・看護師)


豚肉は糖質の代謝を助け、エネルギー産生をスムーズにするビタミンB1が豊富なので、ご飯やパン、麺類などと一緒に食べると、疲労回復に効果的です。(藤本さん)


「チョコレートなどの甘いものを食べる」
(33歳・小売・販売)


甘いものをたくさん取ると血糖値が上がり一時的に元気になりますが、その後、血糖値が急激に下がってぐったりする、という繰り返しになることも。気分転換に少量ならいいでしょう。(藤本さん)


「ニンニクでスタミナ増強。青汁や野菜スムージーで栄養不足を解消」
(28歳・小売・事務)


ニンニクのアリシンや野菜のポリフェノールは、疲れの原因である活性酸素を消去します。これらをご飯や肉、魚などと併せて食べるとベターです。(藤本さん)


「鉄分を補給してくれる栄養ドリンクを飲む」
(35歳・医薬品・マーケティング)


サプリメントで補うのもいいですが、普段の食事で意識して鉄を取りましょう。レバー、赤身の肉や魚、貝類、大豆、青菜、海藻などに多く含まれます。(藤本さん)