最新の研究で、うつ病と食事との因果関係が明らかに。栄養の偏り=隠れ栄養不足がうつ病のリスクを高めるという。改善の鍵は朝ごはん!

「隠れ栄養不足」に気をつけよう

 最新の研究で「隠れ栄養不足」がうつ病の原因のひとつであることが明らかに。「食生活を見直すことが元気な心を取り戻す鍵です。うつ病患者の多くは、ドーパミンやセロトニンなどの神経伝達物質の働きを高め、脳を健康に保つのに欠かせない栄養素が不足しています」と精神科医の功刀(くぬぎ)浩さん。

 その栄養素とはビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸。これらを効率良く摂取するには、玄米ご飯に具だくさんの味噌汁、魚や卵、納豆などを組み合わせたベーシックな和食に、乳製品をプラスするのが理想的。

 また、「朝食を取らない人にうつ病が多いとの研究データもあります。栄養たっぷりの朝食をおいしく食べることから1日を始め、運動や睡眠も含めた生活リズムを整えることで、うつを遠ざけましょう」