谷本先生に質問! 筋肉にまつわるQ&A

Q1. 筋トレの効果を上げるコツってありますか……?
A. 量より質が大事です
 「筋トレの魅力は、1日5〜10分ほどでも十分効果を出せるところ。ただし、楽してやせる道はない。短時間でも動きをごまかさずに、しっかり自分を追い込んでください!」

Q2. 先生みたいにムキムキにはなりたくないんですが……
A. 女性は基本的に心配無用です
 女性の筋肉は、男性に比べてずっと小さく、しかも男性より皮下脂肪も厚いので、そう簡単に筋トレで目に見えてムキムキになることはありません。むしろ適度な筋肉がつくことで、ボディラインが引き締まって美しく見えます。

Q3. やる気はありますが、続けられるか不安も……
A. 最初にハリキリすぎると挫折しがちです
 運動し慣れない人が筋トレを始めると激しい筋肉痛になり、早々に挫折しやすい。最初の1週間は回数を控えめにし、動きを覚えることに専念して。自分を追い込むのは2週目からに。スロースタートが長続きの秘訣です。

Q4.筋トレに最適な時間ってありますか?
A.朝のトレーニングが効率的ですが、こだわりすぎずに
 筋トレ後に分泌される成長ホルモンなどが脂肪分解を促進するため、朝に筋トレし、日中意識的にキビキビ動き回るとボディメイクにはより効果的。ただし、自分が続けやすい時間を優先して。朝に時間がない人は夜でもOK。

Q5. 正しくトレーニングできているのか、よく分からないんです……
A. 筋肉が熱く、張っているのを実感できれば正解
 正しく筋肉を鍛えられていれば、鍛えた部位が熱くなり、パンと張るような感覚を得られるはず。これは乳酸などの代謝物がたまり、筋肉が水膨れを起こしている現象。この『痛熱い』感覚がやみつきになるんです(笑)。

Q6. 先生はどんなトレーニングでその体をキープしている?
A. 学校のお昼休みに20分だけ筋トレしています
 普段は大学で授業や研究をしているので、お昼休み、昼食の前にバーベルを使った筋トレを習慣にしています。ほぼノンストップで行い、所要時間は20分ほど。筋トレは量より質! 「あと20分しかできない」からスタートします。

Q7. 筋トレの効果を上げる食べ物ってありますか?
A. 朝食に「卵2個とギリシャヨーグルト」がお薦めです
 筋肉合成を進めるたんぱく質は、1日の中で分散して取ることが大事。1食20gは取りたいが朝は不足しがち。ギリシャヨーグルトは水切りされ高濃度なので、実は高たんぱく。これ1つと卵2個だけでも、25gほど取れます。

谷本道哉
近畿大学生物理工学部 准教授
谷本道哉 1972年生まれ。大阪大学工学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。専門は筋生理学、トレーニング科学。「“男は裏切るけれど筋肉は裏切らない”なんてことはありませんよ。筋肉も人間関係も相手がどう応えてくれるかは自分次第。筋トレを通じて、外見も内面も魅力的な人を目指してください」。

取材・文/相良 朋 写真/宮田昌彦

日経WOMAN2019年2月号掲載記事を再構成

この記事は雑誌記事掲載時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります