糖質制限の流行で、「食べたいけれど、太るから」と敬遠されがちな麺類ですが、具をたっぷりにして栄養強化したラーメンはダイエット中でも食べて大丈夫! 具たっぷり、栄養&満足感◎の袋麺アレンジレシピを紹介します。

 前回記事では、糖質の塊である「麺類」を我慢したくない人のために、積極的に摂取したい栄養素や太りにくくなる食べ方を紹介しました。今回は、塩、醤油、味噌、豚骨の4つの味の袋麺をアレンジするレシピ・計6種をどどんと紹介します。

前回記事・ラーメンはダイエットの敵? あります、太らない食べ方

この記事で紹介する「袋麺アレンジレシピ6選」
1.【塩ベース】鶏とパクチーのベトナム風ラーメン
2.【塩ベース】あさりとわかめの海鮮ラーメン
3.【醤油ベース】オクラと豆腐のとろっと酸辣湯麺
4.【醤油ベース】焦がしネギ香るチャーシュー麺
5.【味噌ベース】ゴマリッチな舞茸入り担々麺
6.【豚骨ベース】豆乳とチーズのクリーミーちゃんぽん

 では、さっそくベトナム風ラーメンから作り方をチェックしてみよう。塩ベースであっさり。でも鶏ささ身と切り干し大根で食べ応え十分!

1.【塩ベース】鶏とパクチーのベトナム風ラーメン

⇒高たんぱく低脂肪の鶏ささ身と切り干し大根で食べ応え十分

【材料(1人分)】
袋麺(塩味)…1袋
水…500ml
鶏ささ身…2本(約100g)
ゆで卵…1/2個
切り干し大根…10g
モヤシ…50g
レモン汁…小さじ2
パクチー…20g
ミニトマト…3個

【作り方】
1. 鍋に水を入れて沸かす(あれば長ネギの青い部分とショウガの皮を入れると鶏肉の臭み消しになる)。沸騰したら鶏ささ身を入れ、2分煮て火を止め、そのまま6分おく。
2. 1から鶏ささ身を取り出し、粗熱が取れたらほぐす。
3. 沸いた湯(分量外)に麺と切り干し大根を入れ、袋の表示時間通りゆで、火を止める30秒前にモヤシを加える。火を止めたらザルに上げる。
4. 器に付属のスープの素、温めた1、レモン汁を入れてさっと混ぜ、麺と切り干し大根を盛る。
5. 鶏ささ身、ゆで卵、モヤシ、ザク切りにしたパクチー、輪切りにしたミニトマトをのせ、好みで黒コショウ(分量外)を振る。

【栄養のポイント】
鶏ささ身は糖や脂肪を燃やすたんぱく質やビタミンB群が多く、かつ低カロリー。切り干し大根には糖の吸収を抑える食物繊維、トマトとパクチーには美肌の源のカロテノイド、モヤシには塩分を排出するカリウムが豊富。

2.【塩ベース】あさりとわかめの海鮮ラーメン

⇒わかめとキャベツで食物繊維、舞茸でビタミンB群をプラス

【材料(1人分)】
袋麺(塩味)…1袋
水…450ml
あさり(殻つき)…100g
キャベツ…2枚
舞茸…50g
乾燥わかめ…5g
ニンニク…1/2片分
ショウガ…1/2片分
タカの爪…1/2本分
日本酒…50ml
柚子コショウ…適量
黒コショウ…適量

【作り方】
1. あさりは砂出ししておく。キャベツはザク切りに、舞茸は食べやすい大きさにほぐす。ニンニクはみじん切り、ショウガは千切りにする。
2. フライパンにサラダ油小さじ1(分量外)、ニンニク、タカの爪を入れて熱し、香りが出たら、あさりを入れる。日本酒を加えて強火にし、蓋をして一煮立ちさせ、あさりの殻が開いたら、アルコール分を飛ばして火を止める。
3. 鍋に水を入れて沸かし、麺、キャベツ、舞茸を入れ、袋の表示時間通りゆで、火を止める直前に乾燥わかめを入れる。
4. 器に付属のスープの素(2/3の量)と3と柚子コショウを入れ、さっと混ぜる。
5. 2を汁ごと加え、黒コショウを振り、ショウガをのせる。

【栄養のポイント】
たんぱく源のあさりには肌や髪を美しくする亜鉛が多い半面、ビタミンB群はやや少なめ。そこでビタミンB群豊富な舞茸を加える。食物繊維が多く、腹持ちがいいわかめとキャベツをたっぷり添えれば、お腹も心も満たされる。