「顔がむくみでパンパン!」「目の下のくまやほうれい線が目立つ」――朝起きて鏡を見て、焦ったことはありませんか? 朝の肌悩みを、たった1分で「なかったこと」にするプロのワザを紹介します。

朝1分でできるリカバリーテクのポイント

 朝起きたときの肌悩みを解決するリカバリーテクには2つのポイントがある。ヘアメイクアップアーティストの依田陽子さんに聞いた。

ポイント1
化粧品に頼る前に、手ワザで肌状態を良くするほうが得策

 メイクを工夫する前に、「手ワザ」を使って肌状態そのものを底上げするほうが効率的。最低限のメイクで「肌のきれいな人」に。

ポイント2
ニキビなど気になる悩みは「ピンポイントでカバー」

 ニキビやシミを隠そうとしてメイクを重ねると、厚塗りになり、かえって悪目立ちする。「肌のアラはピンポイントでカバー」が鉄則。

 この2つを念頭に置いて、肌悩みを解決していこう。まずは、むくみやフェイスラインのたるみの解決法から!

肌悩み1・むくみ、フェイスラインのたるみ

首の筋のリンパ流しが効く

スキンケア後に手ワザで1分

 朝、顔がむくんだ状態になってしまう原因の一つに、「リンパの流れの滞り」がある。「首から鎖骨にかけて刺激を与えることで、血流が良くなって不要な老廃物や水分が流れやすくなり、スッキリと小顔になります」。

スキンケア後に、首の筋のリンパ流しを1分間行おう
スキンケア後に、首の筋のリンパ流しを1分間行おう

【1】そろえた指の腹を耳の下に当てる
リンパ流しのスタート地点は、両耳下のくぼんだ部分。そろえた5本の指の中指の腹を中心に、くぼみに軽く当てる。

【2】頭を左右にゆっくり振りながら、自然と指を首筋にはわせる
頭を左右にゆっくり振ると、自然と指が首筋に沿って下がっていき、リンパの詰まりを流してくれる。指先に力は入れないで。

【3】鎖骨のへこんだ溝に指の腹をひっかけて、押す
リンパの流れのゴールは、鎖骨のくぼみ部分。指の腹でやや強めに数回押す。より力が入るように、腕を左右に組み替えても◎。