事前に準備を済ませることでパパッと15分調理で出来上がる「漬けおき」のメニューを、料理家の遠藤香代子さんが提案します。これまで、漬けおきの基本と副菜を紹介しました。今回は、漬けおきのバリエーションとそれぞれに合う味噌汁のレシピを紹介します。

【夏のスタミナ飯は漬けおき1週間で決まり】
漬けおきの基本、週末にパパッと仕込む「幸せごはん」
漬けおき副菜でメニューが充実 ランチにも応用できる
・毎日漬けおきプログラム…カレー、ビビンパ、肉炒め ←今回はココ

漬けおきメニューのバリエーション4種

 1本目の記事・漬けおきの基本、週末にパパッと仕込む「幸せごはん」 では、基本手順として鶏胸肉の漬けおきを紹介した。

 今回紹介する漬けおき肉のバリエーションは4種類。鶏のもも肉を使う「バター風チキンカレー」、鶏ひき肉を使う「カフェ飯ビビンパ」、豚こま肉を使う「豚のエスニック炒め」「豚とニンニクの芽の中華炒め」の仕込み方法を順に見ていこう。

バター風チキンカレー

 ⇒鶏のもも肉を漬けおき

鶏むね肉の漬けおき

○材料(2人分)
鶏もも肉…300g→角切りになったものを購入してもOK
(A)トマト缶カットタイプ(400ml)…1缶
(A)カレー粉…大さじ2
(A)バニラアイス…100g
(A)塩…小さじ1

○仕込み方
(1)保存袋にAを入れて、もんでなじませる。
(2)(1)に角切りにした鶏もも肉を入れて、よくもんでなじませる。

カフェ飯ビビンパ

 ⇒鶏のひき肉を漬けおき

鶏ひき肉の漬けおき

○材料(2人分)
鶏ひき肉…300g
(A)めんつゆ(3倍濃縮)…大さじ2
(A)ニンニク(すりおろし)…1/2かけ分→チューブの場合3cm程度
(A)ショウガ(すりおろし)…1かけ分→チューブの場合6cm程度
(A)酒…大さじ2

○仕込み方
(1)保存袋にAを入れて、もんでなじませる。
(2)(1)に鶏ひき肉を入れて、むらなく混ぜ合わせる。

豚のエスニック炒め

 ⇒豚こま肉を漬けおき

豚こま肉の漬けおき

○材料(2人分)
豚こま肉…300g
(A)ナンプラー…大さじ1
(A)ショウガ(すりおろし)…2かけ分→チューブの場合12cm程度
(A)砂糖…小さじ1
(A)酒…大さじ1

○仕込み方
(1)保存袋にAを入れて、もんでなじませる。
(2)豚こま肉を、(1)に入れて、よくもむ。

豚とニンニクの芽の中華炒め

 ⇒豚こま肉を漬けおき

豚こま肉の漬けおき

○材料(2人分)
豚こま肉…300g
ニンニクの芽…80g
(A)オイスターソース…大さじ1
(A)醤油…大さじ1
(A)酒…大さじ1
(A)ゴマ油…小さじ1

○仕込み方
(1)保存袋にAを入れて、もんでなじませる。
(2)豚こま肉を、(1)に入れて、よくもむ。
(3)(2)に、3cmほどの長さに切ったニンニクの芽を加えて、袋の外から軽く混ぜる。

 次のページから、漬けおきを使ったメインディッシュの作り方を紹介。