肩こりや腰痛、疲れといった不調は「背中の硬さ」が原因の場合も。背中の血流が劇的に良くなる1日たった3分のストレッチで、不調を改善しましょう。

・1日3分の「背中ストレッチ」在宅ワークの疲れを癒やす
・ストレッチプログラム後半戦 ガチガチ背中がゆるゆるに←今回はココ

つらい肩こりや腰痛には「背中ストレッチ」が効果的

 「肩こりや腰痛、疲れやすいといった不調を訴える人ほど、背中を触るとガチガチです」と話すのは、体幹ストレッチインストラクターの吉田佳代さん。

 そんな人におすすめなのが、背中をほぐすストレッチ。「風呂上がりに1日3分、3週間続けてほしい。背中握手を目指せば血流がアップし、肩こりや腰痛も軽減されます」。壁とコーナーさえあれば簡単にでき、効果がすぐ表れやすいのでぜひ続けてみて。

背中ゆるゆる3週間プログラム

 1日3分のエクササイズを3週間続けて、背中握手を目指そう。

背中ゆるゆる3週間プログラム
(前回の記事で紹介)
1週目・腕ぐるぐるストレッチ

(今回の記事で紹介)
2週目・肩甲骨ゆるゆるストレッチ
3週目・腕上げ肩周りゆるゆるストレッチ
+腕下げ肩周りゆるゆるストレッチ

 前回記事・1日3分の「背中ストレッチ」在宅ワークの疲れを癒やす では、1週目に行いたいストレッチとして、腕を回して、肩甲骨周りをほぐす「腕ぐるぐるストレッチ」を紹介した。

 今回は、2週目に行いたい、左右の肩甲骨の筋肉を集中的にほぐす「肩甲骨ゆるゆるストレッチ」と、3週目に行いたい、二の腕と肩周りの筋肉をほぐす「腕上げ肩周りゆるゆるストレッチ+腕下げ肩周りゆるゆるストレッチ」を紹介しよう。

まずはウオーミングアップ

 ストレッチをする前に、簡単な準備エクササイズで肩の周囲を軽くほぐそう。「肩の上げ下げ」と「ダブルハンド壁押し」の2種類を実践。

肩の上げ下げ…10回

1. 息を吸いながら肩を上げる。
2. 息を吐きながら肩を下げる。

ダブルハンド壁押し…10秒キープを3セット

1. 壁のコーナーに約30cm離れて立ち、肩の高さに両手をつく。
2. 壁に向かって体を倒し、両肘を近づけて10秒キープする。