小田切流スキンケアは「落とす」が9割

 「夜寝る前に、汚れや古い角質をしっかり落とし、肌本来の修復作用を十分に発揮できる土台をつくることこそ、美肌をつくるコツ。化粧水など、『与える』ケアは最小限でいいんです」

…【落とす】水のみで洗う+【与える】高機能日焼け止め

…【落とす】クレンジング→洗顔料で洗う+【与える】ピュアな化粧水→美容オイル

ノーメイクの日も「クレンジング」は必須

 「クレンジングを『メイク落とし』と思っている人がいるけれど、それは誤解。不要な角質を取り去るために、ノーメイクの日にも使って」。

クレンジング
クレンジング
小鳥が逃げないくらいの「小鳥タッチ」を毎日5分

 「小鳥をなでたときに逃げ出さないくらいのソフトな『小鳥タッチ』で3〜5分、上のように指先を動かして」。肌の上にとどまるジェルタイプがお薦め。

 唇もしっかりクレンジングを。「唇の乾燥はターンオーバーがうまくいっていない証拠。角質の代謝が悪い唇は、くすんで色素沈着が起こります」。唇のクレンジングも丁寧に。

クレンジングの後は洗顔を

 クレンジングで不要な角質を取り去ったら、洗顔料で皮脂の奥の汚れも落とす。

洗顔
洗顔
肌の上で泡立てて、洗浄効果を100%生かす

 泡立つ過程が最も洗浄能力が高い洗顔料。顔にのせてから泡立てると、短時間で汚れを落とし切れる。上の順に、最後にくすみやすい口元と目元を洗う。

 おろそかになりがちな鼻周り。鼻周りの洗い方で顔の印象が変わる。「毎日、洗顔ブラシでざらつきを取ると、角質だまりが取れて、鼻筋がシャープに。鼻の印象が変わるのでやるべし!」

「落とす」の後は「与える」、厳選3アイテム

 「落とす」スキンケアで不要な角質を取ったら、「むやみに塗らず最低限のものを『与える』のが、肌のターンオーバーを邪魔せず、健康な肌の力を引き出すコツ」。以下の3アイテムが重要。

【化粧水】
ピュアな水をスプレーするだけでもOK

化粧水の浸透力を高めるために配合されていることがある界面活性剤は、肌バリアに負担をかける。「添加物ゼロのピュアな水で肌に水分をチャージして」

【美容オイル】
化粧水+オイルでケアは完成する

肌に水分を与えた後は、適度な油分でバリア機能を強める。「ピュアな天然植物オイルがお薦め。クレンジングにもマッサージにも使えて重宝します」

【日焼け止め】
スキンケア効果のある高機能タイプを→ケチるべからず!

朝洗顔の後、化粧水を飛ばしてもスキンケアを完成させられる、高機能タイプの日焼け止め下地。「美容成分も重視。ここは投資のしどころ